「時代劇と現代劇のハイブリッド」大河への道 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
時代劇と現代劇のハイブリッド
2022年映画館鑑賞23作品目
6月12日(日)一関シネプラザ
1700円
原作は立川志の輔の創作落語
企画中井貴一
監督は『花のあと』の中西健二
脚本は『包帯クラブ』の森下佳子
2001年の映画・加藤剛主演『伊能忠敬 子午線の夢』未鑑賞
オリエンタルラジオ中田が先生を務めた伊能忠敬の『しくじり先生』は何度も観た
舞台は現代の香取市
地域のまちおこしにNHKに頼んで地元の偉人・伊能忠敬を主人公に大河ドラマを制作してもらおうと提案した総務課主任池本
すぐさま採用され池本はプロジェクトの責任者に任命
県知事の要望で大物脚本家加藤に大河ドラマの脚本を依頼した池本だが
もう一つの舞台は江戸時代
文化15年(1818年)伊能忠敬の死後から数年
伊能隊は予算確保のため亡くなった忠敬がまだ生きていると偽りながら未完成の日本地図完成に邁進する
主要な役者全てが一人二役をしているのがわりと斬新
普通ならこんなことはしない
人件費削減にはなったかもしれない
わりとこういうのは嫌いじゃない
松山ケンイチのコメディーリリーフぶりが良い
中井貴一のツッコミが良い
日本人女性は着物姿が一番美しい
岸井ゆきののようなおかちめんこでも女っぷりがグンと上昇し恋心が芽生えそう
美しいといえば完成した日本地図
なんて美しいんだ日本列島
惚れ惚れした
人気No. 1セクシー女優のヌードよりよっぽど興奮した
とはいえ『ノルウェーの森』の突撃隊みたいに地図を見ながらマスターベーションはしないけどね
日本地図を完成することによって日本侵略を狙う欧米列強から日本を守った伊能忠敬ならびに伊能隊は日本の歴史教科書にもっと大きく取り上げられるべきではなかろうか
総務課主任・池本保治に中井貴一
伊能忠敬の師匠・高橋至時の長男で天文方の高橋景保に中井貴一
市役所総務課員・木下浩章に松山ケンイチ
高橋景保の助手・又吉に松山ケンイチ
観光課の課長・小林永美に北川景子
伊能忠敬の元妻・エイに北川景子
総務課・安野富海に岸井ゆきの
伊能家の下女・トヨに岸井ゆきの
香取市市役所職員・各務修に和田正人
忠敬の測量隊員・修武格之進に和田正人
香取市市役所職員・吉山明に田中美央
忠敬の測量隊員・吉之助に田中美央
香取市市役所職員・山本友輔に溝口琢矢
忠敬の測量隊員・友蔵に溝口琢矢
ラジオのDJ・梅さんに立川志の輔
医師の梅安先生に立川志の輔
葱抜きの鴨南蛮を注文する山神三太郎に西村まさ彦
勘定奉行の命を受け生きているとされる伊能忠敬について調査する神田三郎に西村まさ彦
総務課・和田善久に平田満
忠敬の測量隊員・綿貫善右衛門に平田満
千葉県知事に草刈正雄
11代将軍徳川家斉に草刈正雄
大物脚本家・加藤浩造に橋爪功
源空寺和尚に橋爪功