「忠敬はここに(っ˘̩╭╮˘̩)っ「忠」ぞうり」大河への道 YOUさんの映画レビュー(感想・評価)
忠敬はここに(っ˘̩╭╮˘̩)っ「忠」ぞうり
ちょっと実年齢を整理しとかないと
演じる役者との年齢の差があってイメージが狂う。
伊能忠敬(1745〜1818)大崎栄(?〜1818)
高橋至時(1764〜1804)
高橋景保(1785〜1829)※忠敬逝去時33歳
徳川家斉(1773〜1841)
元は立川志の輔の落語が原作で、この話に惚れ込んだ中井貴一が映画化の話を持ち込んだのが始まり。
この映画によって伊能忠敬以外の人物にもスポットが当たることになり、とりわけ天文学の師匠高橋至時、若先生こと息子の景保に注目したい。
この高橋親子は共に若くして亡くなっており、特に景保は大変有能でありながら投獄され獄死(自殺?)したにもかかわらず、罪が確定前として遺体を塩漬けの状態で保存され、確定後遺体を打ち首にされている。(シーボルト事件)
むしろこの景保を主人公にした大河が作れそうだ。
当時はロシア帝国の驚異がいよいよ北海道に迫ろうとしていた時期で、戦略的に詳細な地図は大変価値のあるもので幕府も事業として推進した。
もう一人、伊能忠敬と高橋景保、そしてロシアを繋ぐ人物に間宮林蔵(1775〜1844)がいるが、忠敬の弟子でありながらシーボルト事件にも関わっているのでチョイ役でも登場してほしかった。
高橋家の悲劇がクローズアップされることによって歴史に埋もれてしまった人物の知名度が上がることを望む。
ちなみに北海道が少しずれているのは、横方向(経度)の技術が未発達であったこと、最初に手をつけた地域でまだ不慣れな部分もあり、これは忠敬本人も感じていたようで、最後の九州の測量後に「ちょっと見劣りするのでもう一度測量し直したい」と幕府に願い出ている。(幕府は却下し江戸府内の測量を命じた)
はじめまして 琥珀糖です。
たくさんの共感そしてフォローありがとうございます。
映画館へは殆ど行かない(行けない?晩ごはんのおかず代を優先?!)
私です。
何ヶ月後のレビューになりますが、
よろしくお願いいたします。