「忠敬(ちゅうけい)さんと一蓮托生」大河への道 あさやんさんの映画レビュー(感想・評価)
忠敬(ちゅうけい)さんと一蓮托生
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伊能忠敬といえば、日本で初めて実測で日本地図を作製した人、と
社会の時間か、歴史の本か、何かしらで学んだ。
でも、その人を大河ドラマへ、ということ?とタイトルに惹かれ、鑑賞。
現代の市役所から始まり、やはり大河ドラマの主人公に、と提案、
製作のため、脚本家に依頼、ようやく脚本家が興味を持ってくれたと思ったら、
実は伊能忠敬は・・・
「日本地図を完成させていなかった」
という衝撃の事実。
えーーー???そうなの??
日本地図を作った人じゃなかったの??
そして、シーンは変わり、江戸時代にタイムスリップ。
さきほどまで現代に居た方たちが、みな江戸時代の別人として再登場。
主役と思った伊能忠敬は亡くなっており、一度も顔出し無しなんだけど、
それを隠し、弟子たちが地図を完成させるというお話。
高橋景保(中井貴一)は見事に伊能の奥さんである、えい(北川景子)に騙され、
弔った際のえいの「一蓮托生」という言葉が、地図の完成までのチームワークの原点に。
でも実際に、どのように距離を測ったのか、三角関数により高低差なども考慮していた、
三角関数がこの時代にすでにあったとは、と驚きばかり。
そして、最後の将軍へのお披露目シーンはさらに驚き。
あの大きい広間を埋め尽くす、壮大な「大日本沿海輿地全図」の大きさ、そして美しさ。
将軍の温かい言葉にも感動でした。
ちなみに、家に帰りググると、完成前に亡くなり、3年後に地図は完成、
そして3か月後に喪を公表と書かれていた。
地元の人からは、忠敬(ちゅうけい)さんと慕われ、呼ばれていることも。
いや~、勉強になりました。面白かった。
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