「美しすぎる島」凪の島 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
美しすぎる島
島というのは日本という島国の縮図のようにも思えます。島だから海があって、海を舞台にした子供たちの交流というと、昔読んだ灰谷健次郎さんの小説「海に涙はいらない」を思い出します。このすばらしい児童文学にも都会からきた少女と地元の男子との交流が描かれていて、強烈に感動した記憶があります。それは鎖国をしていた日本に外国の黒船がやってきて、いざこざが起きながら新しい未来が拓けていくという誰もが知っている史実を無意識に想起するせいかもしれません。大人の都合に巻き込まれる子供という設定がドラマチックではありますが、ちょっと定型的な印象ではありました。とにかく島の風景が美しかったですね!
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