「美しい瀬戸内の漁村のあたたかい人達」凪の島 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい瀬戸内の漁村のあたたかい人達
小学4年生の凪は両親の離婚により母の故郷である山口県の島に引越してきた。明るく振る舞う凪だったが、アルコール依存症の父が母に暴力を振るう姿がトラウマになっていて、人の争う姿や大きな声により過呼吸を起こすようになった。島の人々はそんな凪の事情を知った上で、温かく接してくれていた。凪が通う小学校の同級生たち、担任のミズキ先生、用務員の山村、漁師の浩平らもそれぞれ悩みを抱えていた。みんなの悩みを知った凪は、自分に何が出来るか考え行動し、母と離婚した医師の父との関係も改善していく話。
凪役の新津ちせが自然で良かった。元 Foo rinのメンバーだから教室のシーンでダンスするのかと期待したがそれは無くて残念だったが。
周りの人達もみんな良い人で、特におばあちゃん役の木野花がほんわかした優しさがあって良かった。
瀬戸内海の自然や島に沈む夕日も綺麗で、ロケ地は下松沖の笠戸島のようなので、実際は橋もかかってるしロケ地巡りしてみたいな、と思った。
島崎の先生役はイマイチだったが、島の人たちの表情が良くてほのぼのした気持ちになれた。
良い作品でした。
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