ゲーム・オブ・デスのレビュー・感想・評価
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兄妹愛×デスゲーム。ゴア描写は及第点
典型的なスプラッター作品。ゴアは頑張ってます(☆+1)が、ストーリーは色々持ち込んだ割に全て消化不良で終わります。これならゴア一点集中で作った方が良かったのでは?
ゲームルールは、時間内に誰かを殺さなければ参加者の頭が風船の様に弾け飛ぶ、というもの。正直、見所はそこだけです。
あとは無関係な人たちを殺すかどうかの倫理観や、兄妹間のラブストーリーに結構時間が割かれるんですが、この2つがザ・B級テイスト(登場人物の行動に筋が通ってない、「その要素いる?」な謎の拘りなど)なので、大量殺戮というヤバめな題材の割に映画としてはかなり失速してました(☆-3)
何よりせっかくゴア描写は頑張ってるのに、大量殺戮シーンを唐突なレトロゲーム調で省略したのが勿体なかったです(☆-1)。ちゃんと見せきったら、首謀者兄妹のラブストーリーにももう少し情が湧いたのではないでしょうか。
監督はたぶん「絶望的な状況だからこその切なく美しいラブストーリー」みたいなものを目指したのかな?とも思いましたが、残念ながら到底そこには辿り着いてないです
倫理観のテーマにしても、ラストガールの心理描写が破綻していて、監督が何を伝えたかったのかイマイチ分からず。ゲームの設定を考えれば、狡猾に生き残ろうとする路線に振り切った方がまだ筋が通ります
あと、謎のマナティ推しは監督の趣味ですか?笑。いや、可愛いけど!
どうせならゲームのマスコットキャラにするくらいの遊び心も欲しかったネ。笑
マナティ
ルールは簡単。殺って、殺って、殺りまくれ!
原題
Game of Death
あらすじ
酒とドラッグとセックスにまみれたパーティーを楽しむ若者たち。退屈しのぎに部屋の片隅に埋もれていたレトロな見た事も無いボードゲームを始める。ボードゲームに表示された24という数字。ルールは簡単、制限時間内に表示された数だけ人を殺せばクリア、殺せなければ死ぬのはプレイヤー。カウンターが0になるか、プレイヤーが全員死ぬまで終わらない死のゲーム。最初は信じていなかった若者たちだが、突如、仲間の頭が吹き飛び、現実のゲームであることを思い知る。無差別な殺人に追い立てられる彼らだが、それぞれ生き残りを賭けた決意と覚悟を決め、走り始める。果たして、ゲームクリア出来るのか・・・
感想
説明不要!怒涛のハイテンションスプラッターホラー!
上映時間73分と非常に観やすい作品でした。
これぞB級映画って感じです。
オープニングが古いゲームの始まりになってたり、殺戮のとこがカラフルなアニメーションになったり映像でも楽しめました。
婆さんレンジャーと犬の絡みでクスッともきました。
ゴア描写もなかなかあり満足しました。頭爆発とかそこ見せてよ!ってところを見せてくれてます笑
人を殺すために緩和ケアセンターに行くのは…笑
オチはありきたりでしたが満足できました!
時限爆弾のような人生に価値は?
選択せよ どっちが生き延びるか
それぞれの人生をかけた心を爆発させるサバイバルゲーム
※マナティはのんびりとした生き物です
頭を使わないデスゲーム
パリピたちがやべぇゲームを起動しちゃって殺し合いをさせられるという、よくある感。時間も短いしサクッとB級が観たいな〜と思って見始めたけど、予想より断然よかったので大満足。もう1回観たい。
演出がすごくいい。24人死ぬゲームなので、死に方がマンネリ化しないか不安だったが、飽きさせない工夫が随所に見られる。カメラワーク、景色、色調、兇器、音楽等々。
監督の人?は美的感覚がすごく優れているんでなかろうか。服装のチョイスだったり、そこで空を映すんだとか、あっそこの色彩いいねと思わせられる所が多かった。とにかく画面が暗いホラー映画とは全く趣が異なる。個人的にはこういうカラフルな方が好き。
グロシーンはわりとしっかり見せてくれる。そうはならんやろ感はあるがまあいいだろ、そういう映画だ。
あと全編通して、緩急のつけ方がいいなと思えた。たまに挟んでくるパリピ自撮りやマナティが、映画の流れにリズムを産んでいる。
「人をたくさん殺さなきゃならない」→「死ねなく苦しんでる人を殺せばいいのでは?」で緩和ケアセンターに行くというのがすごくよかった。
パリピたちは一般人なので、いくら覚悟を決めたと言っても、多少は憐れみが残っているわけだ。「少しでも、殺して気の毒でない人を選ぼう」という、狂気の底に残ったひとひらの人間性と、ドチャクソな身勝手さのバランスがいい。
ケアセンターでの殺戮シーンは、古いビデオゲームのオマージュがミュージックビデオのように流れて、まあまあ楽しい。ゲームを多少プレイしたことがある人なら、我が身を振り返ることにもなるのでは。
死とは…?みたいなメッセージ性があるようで無い。最後になんちゃらかんちゃら言うシーンはあるけど、そこまで説教臭くないし過剰に観念的でもない。気楽に聞き流しとこ。
すごいオチが!みたいなことは一切ないが、パリピたちは誰が死んで誰が生き残ってもおかしくない(どうでもいい)感じなので、こいつは死ぬのか…!?死なんのか…!?というドキドキ感は最後まで味わえる。
殺戮パーティ
あたまがばくはつしそう(文字通り)
いったん始めたら指定の人数を殺さないと自分たちが死ぬ、という、ジュマンジデスゲームver.みたいなお話。
ゴア描写に一番力が入っているのだけれど、ホラー映画の犠牲者にピッタリのアホの子たちが、極限状態で葛藤しつついろんな方向へ成長しちゃっているようにも見えるのが、一山100円の量産ホラーとちょっと違うところ。ナチュ殺を連想させるという意見にも納得。
さて誰か/誰が生き残るかな。
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