「武装輸送船エバンス号の武勇伝」オーシャンズ・ウォー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
武装輸送船エバンス号の武勇伝
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例によってB級映画の本家アライサムの製作だから期待は禁物。戦争映画を作ろうにも、予算が無いので大規模な戦闘シーンは不向き、恰好の材料として武装輸送船が活躍したアヴァランチ作戦の前哨戦が選ばれた。ポスターならびにキャッチコピーの海を制する云々は誇大宣伝文句です。
同作戦はイタリアを先に攻め落とす為の1943年9月9日に実行された連合国軍によるイタリア、サレルノへの上陸作戦。艦隊が到着する前に武装輸送船SSロートンB.エバンス号単独で丘の上の砲台を潰す奇襲作戦を行った。軍の上層部は無謀として撤回したがエバンス号が独断で実行し成功した奇跡のような武勇伝。
イタリア降伏で在留独軍の士気も落ちていたのか、はたまた、たかが輸送船一隻と思って独軍も油断したのだろうか、たった数人の奇襲上陸部隊で砲台は壊滅、敵のUボートが撃ってくださいと言わんばかりの浮上航行だったり、小銃でメッサーシュミットを撃ち落としたり、都合が良すぎましょう。
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