セールスマン(1969)のレビュー・感想・評価
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フィクションと見間違うほど自然
早稲田松竹にて、ダイレクトシネマとはどんなものかと鑑賞。
ナレーション、インタビュアーが全くいないため、いい意味て、ドキュメンタリーっぽさが感じられなかった。
海外の人は感情表現が豊かなので、私にとって、普段のやり取りが劇画と変わらず、演技のようにもみえるのもある。
ひたすらセールスのシーンが続くわけだが、まあ、これだけ売り文句がスラスラ出てくるかと感心してしまう。
単調ではあるが、やり取りと、シンプルさが面白い。
2023年劇場鑑賞49本目
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おもしろい
訪問販売
それが聖書だから?
客の許可は?
ダイレクトシネマ手法のドキュメンタリー。近日公開の『浦安魚市場のこと』でも効果的に使われていたが、余計な情緒的な演出がかまされたナレーションなど入れずに、現場音のみにて構成編集されたものだ。ここに取材されているのは、アメリカ中西部を拠点とする、高級感あふれる聖書出版社のセールスマン。思い返せばテータム・オニールがアカデミー賞を獲った『ペーパームーン』(1973年 ピーター・ボグダノヴィッチ監督)は、ライアン・オニールが「夫が生前に、愛する妻に贈る手配をしていた、彼女の名前入りの聖書を未亡人に売りつける」という詐欺ビジネスで渡り歩くロードムービーだった。聖書のセールスマンというものが、日常的に玄関をノックするというアメリカゆえに、このドキュメンタリーが存在したのだろう。
よく撮らせてもらえたな
えげつないとしか言えない内容で、恐らく制作側もそのつもりなのだが、撮らせている方は言ってて疑問に思わなければそれをドキュメンタリーとして撮られてて見ても疑問に思わないらしく、公開できてているが闇が深くて興味深いドキュメンタリーだった。
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