コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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心が救われる映画
聾唖の世界
使命の無い人はいない
いい作品を観た。
ルビー役のエミリア・ジョーンズの演技と歌声が
とても良くて、手話が本当に自然で、子供の頃から
なにも疑問なく使ってきたであろう感じが
よく出ているし、小さい時からどれだけ家族のことを
支えてきたのかとてもよくわかるストーリー展開に
なっているし、歌声も伸びやかで、とても温かく感じる。
他のキャストも同様で、父、母、兄がそれぞれ個性的で
特に父フランクと兄レオが良かった。
娘想いの優しい父と、妹が家族の犠牲になっていることに
イラつく兄。それぞれとてもいいシーンがありました。
高校生らしいシーンもあって好感が持てました。
学生時代って特にどんな人に出会うかで大きく影響されることも
あると思うので、V先生に出会えたルビーは本当に良かったと思う。
はからずとも号泣。
基本的に映画を観に行くときは出来るだけ前情報を入れないようにしている。もちろん、予告なんかは仕方ないけど。で、この映画も前情報ほとんどナシ、聾唖の家族に一人だけ健常者の娘がいるってことくらい。
結果、号泣しました。
良作品です。音楽映画はのべつ幕なし観てますが、上位に入ります。背景以外のストーリーは特段珍しくないですが、演技が良い。本当に良いです。公式サイトで調べてみたら、聾唖役のお父さん、お母さん、お兄さん、みなさん本当の聴覚障害者ということなんですね。観ている側が引き込まれるわけがわかりました。
僕の亡くなった祖母も聴覚に障害がありましたので、感情を揺さぶられました。若い人たちに特に観て欲しいなあ。
ルビーは「SOHO」に行かないでね😜
予告編で心掴まれました。
これは観なければならない‼️
健気なルビー。
家族唯一の健聴者として家業を手伝い、
学校で魚臭いと虐められても、
歌が好き♫
そして彼が好き♥️
V先生との出逢い。
彼女の才能が溢れ出す。
今度犬のマネしてから歌ってみよ👍
そして彼とのデュエット。
家での練習シーンvery good‼️
ギター弾きたくなりました❗️
そして仲直りからの・・・サイコー‼️👍
難聴の家族と、自分の将来。
彼女の背中を押したのは・・・ココですわ‼️😭
ここで泣けない人は人でない‼️
終始ルビーが可愛くて、
しかも歌上手くて大好き❤
他で好きになったのは、
やっぱり兄レオかな👍
正直、まあ想定内でした😅
でも涙は止まりませんでした😭
直近で観たのが、
「Lastnight in SOHO」なので、
色々境遇がダブりましたが、
こっちはアメリカ❓カナダ❓の話でしたね😅
温かい映画
佐久間P絶賛の作品。 いい映画。 ドキュメンタリーを見ているようだ...
笑って、考えて、泣く…最高の映画
家族の中で唯一の健聴者である女子高校生の物語。予告編を観ただけで泣いてしまう映画だってことがわかる。聴覚障害者が抱える問題、家族愛、進学、恋、そして音楽。期待感しかなかった。
4人家族で自分だけが健聴者という状況は思った以上に過酷だし、しかも仕事が漁師。彼女が進学することの難しさを際立たせている。
でも、聴覚障害のある両親と兄の明るさ、そして何よりルビーの自然な感じがあるから全然説教くさくない。映画なんだから、あんな下世話な感じの障害者の描き方もいい。そして、ルビーを演じたエミリア・ジョーンズの歌声。これがこの映画を素晴らしいものにしている。しかも選曲もいい。あんな合唱でスターマンを歌うとは思わなかった。
聴覚障害のある家族がルビーの歌をどのように感じるのか、密かに気にしていた点なのだが、あんな演出があったか!と驚き、不思議と涙がこぼれてしまった。そして車の荷台で父親とルビーのシーンでも。あー、あれはダメだ、我慢できなかった。最高の映画だ。
ちなみにタイトルのCODAは最後に書かれる楽譜のこと(今までの家族のあり方の終わりを描くという意味)だと思っていたが、Children of Deaf Adultsのことだったんだな(ダブルミーニングだと思うけど)。知らなかった。そして、フランス映画のリメイクだということも。
なにげに母親を演じているのは「愛は静けさの中に」のマーリー・マトリンだったことにも驚いた。あの家族3人は実際に聴覚障害のある俳優らしいが、とてもいい演技だった。
これからいろんな人に勧めていかなければ!
エミリア·ジョーンズの切れのある演技
エミリア・ジョーンズの歌声が心に染み渡る
ジョニ・ミッチェルの名曲“青春の光と影”を荒削りながらも伸びやかな声で唄うシーンは凄く良い。
本家のジュディ・コリンズの繊細な歌声とはまた違った魅力がある。
宮本亜門風のV先生のアツい指導もウザさは無く、むしろ心から応援している姿が好印象。
聾唖の両親と兄も貧しいながらも卑屈になることなく、日々を明るく楽しく過ごしているのも素敵な感じ。
下品な表現も多いのだが、明るい家族の笑顔がいやらしさを吹き飛ばしてくれている。
娘にとっては一番の理解者であってほしい母が家族の中で最も娘の進学に否定的だというもどかしさもあったりするが、最終的には応援してくれるのも何かホッとする。
そして、何よりも印象的だったのは、クライマックスの発表会での1分間もの無音のシーン。
観客にも難聴者と同じ光景を伝えようとするこのシーンがこの作品を心に残る物にしてくれている。
星空の下、父が娘の歌声を感じ取ろうと喉元に手を添えながら、目の前で歌ってもらう場面。
歌い終えた娘・ルビーが父に「どうだった?」とばかりに目で問いかけるところもジーンときた。
鑑賞前は宣伝文句の『アカデミー賞最有力』というのは大袈裟だと思っていたが、作品賞はともかく、何がしかの賞は取るんじゃないかと思う秀作。
やはり、さすがGAGA。今回も良い作品を持ってきてくれた。副題の『あいのうた』も敢えて平仮名にしたところにこの作品へのこだわりを感じる。
希望あるヤングケアラー
明るい希望を持たせたヤングケアラーの家族の話だと思った。
自分以外は聾唖者の家族たちの通訳者となって生活している高校生ルビー。家族は結束力が強くとても仲良し。その中にあって、ルビーは家族にとって とても良い子。いい子ってのは、誰かにとって都合の良いいい子にもなる。
そう、家族にとって自分達の言葉を担う者としてルビーは、必要な良い子なのだ。ルビー自身家族という狭い世界に生きているため、自分の役割、自分の位置は家族の為にあるとして生活していた。そんな彼女の目を外に向けさせてくれたのは、音楽の先生だった。
ルビーには運良く『声』『歌』という特性が有りその事が認められる、けれどもその『声』を仲良しの家族は聞くことが出来ない悲しみ。でもそれを 彼女の第二の特性でもある手話を使って歌う姿を家族に見せるシーンや父親が骨伝導でルビーの歌を感じとる所は、この映画の最高感動シーンだった。
その後 家族達はようやく、ルビーを聾唖者の自分達の元から羽ばたかせる決心をする。ルビーと家族たち自身の自立をも描いていた。
本来なら、住んでいる地域コミュニティでこの家族のサポートをする人があっても不思議ではないが、その姿はなく、ただ遠巻きに軽んぜられている状況があるのはどうなんだろうと思った。
感動的に作ってあるからこそ、ルビーに『声』『歌』という特性が無かったらこの映画は成立しないのだ。私から見れば、いわゆる障害者に寄り添う下地があるアメリカでさえ本来は、そういうものなの?とちょっと考えさせられた。
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