コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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予告編を見て見たくなった一本
昨年からまた映画館で見る頻度が増えて来て、予告編で知る映画も増えて来た。これもそのうちの一本として公開を待っていた。大作・邦画・アジアものが中心なので普通だったらスルーしそうなものだが、映画館に通ったからこそ出会えたとも言える作品。期待通りの良作で周囲の人と同様に笑って泣きました。
父、母、兄、友人、彼氏、そして先生。それぞれが互いを思いやるいい奴らで、見ていて気持ちがいい。何より夫婦が愛し合っている、彼氏がいう通りとてもいい家族。もちろんものすごく負荷がかかり続けているルビーにしてみればそんなことを考える余裕はなかったと思うが。
正直歌がうまいということでバークリーに受かるのかとかはよくわからないけど、一瞬、古のオーディション映画、フラッシュダンスを思い出してしまった。これはおそらく今週ディズニープラスで見ていたボバフェットのドラマにジェニファービールスが出てきたからだろうな。
若いって素晴らしい‼︎
選曲が素晴らしい。エミリアジョーンズの声にピッタリだし、手話で表現するのにも合ってるのでは。
とにかくV先生に尽きるしラストシーンのパパの“Go!”も響きました。
シングストリートの彼も、フレッシュさは変わらずしかし雰囲気はしっかり持ってるの、また次楽しみです。
本年ベストかもしれない(暫定)
2022年映画3本目は、Coda あいのうた。
ここ最近で一番好きな映画でした
コメディタッチで描かれながらも、泣かせるところはストレートに胸を打つ。
エミリアジョーンズさん演じるルビーが魅力的で、聴覚障害の家族の耳となって生活を支えながらも、自分の人生を歩みたいと悩むさまが非常に刺さった。
大学に行きたいと打ち明けた後家族1人1人と本音で語り合うシーンや、父のために歌を歌って、喉の振動にて娘の歌を感じようとするシーンや、オーディションにて手話をしながら歌うシーン等好きなシーンが多すぎて語り尽くせない。
本当に好きな映画だった。
映画館を出た時に爽快な気持ち良さがあった。
優しい気持ちになれる
久しぶりに暖かい涙を流しました。
ハートウォーミングなこんな映画がほんとは大好き。
両親と兄が聾唖という家庭に育った17才のルビー。自分だけが健常者という事で、幼い頃から自然と家族の手話通訳を引き受け、3時起きの家業(漁師)の手伝いも含めて、健気にやってきた。
高3になり、選択した合唱の授業で歌の才能を見出され、大好きな歌唱に打ち込むことに(彼女を熱心に指導するこのメキシコ系の担当教師がまたとてもイイんです)。
でも家族は、彼女の歌声を聞くことができないから、というか、歌というものを知らないから、音楽自体を理解できない。
ルビーには「そんな事より、新しい事業を手伝って」と。反抗期なのね、と言われてルビーはさぞ傷ついたと思う。
新しい夢と、家族への愛の狭間で悩むルビー。
さぁ、彼女の未来は・・・というストーリー。
ぶっきらぼうだけど強くてあったかい父
少し天然で愛情深い母
本当は誰よりも妹のことを心配している兄
この家族がキュートで愛おしい。
いつかは子供を巣立たせる日がやってくると
頭ではわかっていても、寂しく、心配で。
(私も親として気持ちはとてもわかる)
一度は家族のために夢をあきらめるルビーでしたが、ギリギリのところで背中を押してくれたのは、家族でした。
オーディションのシーンで歌う場面は
涙覚悟で。
他にも、素敵なシーンがいくつか。
歌もとても良いです。
あたたかい涙と爽やかな感動がもらえる良作、おすすめです。
夢か家族か、号泣必至の感動作。
家族で唯一の健聴者である女子高生が
大学進学か家族を支えるか悩む話。
予告を初めて観た時から泣きかけてた作品。
予想通り大号泣でした。
健聴者であることからずっと家族を支えてきて
初めて自分のために人生を送りたいと思う
主人公が、父、母、兄と1人ずつ
正面からぶつかるシーンは震えました。
そこからのラストは泣けないわけがないです。
予想外だったのが笑い所がたくさんあったとこ。
下ネタのオンパレードで声出して笑いました。
家族ものであり、コメディであり、
学園ものであり、恋愛ものであり、
音楽ものである。
笑って泣ける素敵な作品でした。
2021年度米アカデミー賞作品賞受賞作品。聾者の家族の中で唯一耳が...
2021年度米アカデミー賞作品賞受賞作品。聾者の家族の中で唯一耳が聞こえる少女の家族を支えなければいけないという重圧と責任感、それに反して膨らむ歌、音楽への関心と自信。その相反する価値観を行き来する彼女の心の揺らぎを丁寧に描き切った傑作。タイトルが出るシーンで海と空を水平線が綺麗に画面を割っていて、その間に船に乗った彼女がいる。どちらの世界に行くか、その間にいる彼女という構図から引き込まれた。
彼氏として登場する男子の扱い方も上手で、愛で乗り越えるというチープな展開はせずに、あくまでも彼女のオアシス、癒しであり続ける。水辺で遊ぶシーンからも彼氏のオアシス感は感じられる。それ以上はなく、彼女の問題を解決することはできない。それが非常にリアルに感じた。
聾者の俳優さんを実際に起用したことは言わずもがな素晴らしいことだが、それ以上に聾者(障害者)をある種神のような存在として描いていない点に好感を持てた。障害者は健常者よりも心が綺麗、神秘的である、というような表現をする映画は少なくないが、コーダでは下ネタも言うし、性交渉もするし、聾者であってもそれ以前に普通の人間であるという寄り添いがあり、綺麗事に収まっていない居心地の良さを感じた。
お兄ちゃん…
健常者だけど、そんなに立派な生き方をしてない。
幸せなのか?と聞かれても、まぁ、健康だから幸せの方だと答える。
幸せの形は人それぞれだし、苦労や悲しみも人それぞれ。
お兄ちゃんが健常者の妹に『こんな俺でもお前の兄貴だ!』と怒ったシーン辺りから、もう、胸に来るものがあって、お父さんの決断、アホなお母さんの暖かさ、それらが全て幸せだと感じた。
病気や障害のある人を少なくするため、働きやすさ、生きやすさを向上させることが人類の先決であり、戦争なんてやってる暇なんかない。
人類が発展することを願っている。
CODA〜Children of Deaf Adults(耳の聴こえない親を持つ子ども)
手話だけのシーンに日本語訳が付いてましたが、原作は英語付きだったと思います。何故、英語字幕を削除したのでしょうか?完全版が見たいです。
例えば...こんなシーン
お母さん: I’m really glad you’re staying.(残ってくれるの、すごくうれしいわ)
ルビー: Leo isn’t.(お兄ちゃんは、うれしくないみたい)
お母さん: It’s complicated. He feels… left out. (きっと除けものにされた気がしてるのよ)
ルビー: That’s crazy. It’s always the three of you and then me.(そんなのおかしいわ。いつもママ、パパ、お兄ちゃんの3人が先にきて、除けものは私よ)
お母さん: I get it.(あなたがそう思うのも仕方ないわ)
ルビー: Do you ever wish I was deaf?(私の耳が聴こえなければよかったと思ったことある?)
お母さん: When you were born, at the hospital, they gave you a hearing test.(あなたが生まれたとき、病院で聴覚検査をしたの)
And there you were, so tiny and sweet, with these electrodes all over you.(ちっちゃな赤ちゃんのあなたに、たくさんの電極線をつけてね)
And I… prayed that you would be deaf. (たしかに、あなたも耳が聴こえなければいい、と思ったわ)
When they told us that you were hearing, I felt… My heart sank.(あなたの耳は聴こえる、と言われたときはがっかりした)
ルビー: Why?(どうして?)
お母さん: I was worried that we wouldn’t connect. Like me and my mom, we’re not close.(わかりあえないと思ったの。ほら、私と[私の]母さんみたいに距離ができちゃうと思った)
I thought I would fail you. That being deaf would make me a bad mom. (私は耳が聴こえないから母親として失格だと思ったのね)
ルビー: Don’t worry. You are a bad mom for so many other reasons.(心配しないで。母親失格の理由は他にもいっぱいあるから!)
お母さん: I know I drive you crazy with the clothes, the makeup.(わかってるわよ、私の服装とか化粧がきらいだってこと)
But honestly, I’m happy that you know who you are.(でもね、あなたは自分のことをよくわかってる。それがうれしいの)
エミリアの歌声に喝采
子役の時から活躍しているエミリア。この役もピッタリでしたね。
家族の絆と音楽、私的に好みの作品でした。大満足です。音楽の先生の感じがとても良かったです。主に著名なアクターが出演していないのにこのストーリーにマッチしたメンバーだったと思います。相手役の彼が見覚えのある感じだと思ったら「シング・ストリート」の彼だったんですね。適役でした。
是非映画館で🎦
アカデミー作品賞おめでとう🎊㊗️
10
自分好みの作品で大満足!
色んな出来事が満載。
上映時間110分に納める為、はしょった感はあったけどそれでも良かった。
高校生のルビーを中心としたヒューマンドラマ。
聴覚障害の家族の中、ルビーだけが健聴者。
早朝から漁の手伝いや家族の通訳をする展開。
合唱部の顧問がルビーの歌の上手さを評価してレッスン行くストーリー。
これに加え家族との衝突や同級生のマイルズとの恋愛。
漁業組合との揉め事などてんこ盛りの内容。
とにかくルビーの歌声が美しい。
レッスン中、声量を落として元気の無い歌声と声量を上げた美しい声の落差が気持ち良い(笑)
秋の合唱コンクールでルビーの歌う時の仕掛けと、大学のオーディションの時の歌う姿の対比がとても良い!
マイルズとのラブストーリーも良い。
背中を向き合って歌うシーン。
湖に飛び込むシーン。
そこからのキスシーンが素敵。
ラストもはしょった感じはしたけど大満足の作品。
作品名のコーダ。
音楽用語だと思ってたけど、違う意味だったんですね( ´∀`)
素晴らしい歌声と家族の姿に感動
まず、見て大正解!
主人公ルビーの音楽をやりたいという夢と聾唖の家族を助けなくてはいけない事への葛藤。
家族(特に母親)が応援するんじゃなくて、依存しているのも理想的過ぎず良いのかなと思った。
だからこそハッピーエンドでの多幸感が増すのかなと思った。
家族に向かって歌う主人公の姿、そして聾唖の父親が娘の歌声を聴こうとする姿、思い出すだけど涙目になっちゃう…
母親も足を引っ張っているように見えるが、わからない気もなかった。
描かれていないが、聾唖によって辛い思いをたくさんしてきて、同じ境遇の中でしか生きられない、受け入れられない状態になったのだろう。
自分も変化を好まず、同じような人と連むのが好きなので、共感した。
だけど、娘によって母親が一歩踏み出せるようになったのが非常に良かった。
本当に観てよかった。
最近、社会情勢を捉えた作品が取ることが多いアカデミー賞だけど、夢に向かって努力する姿、家族との絆、純粋に感動した今作に作品賞とってほしい!
お父さんを演じたトロイ•コッツァーも助演男優賞とってほしい!
歌上手い!
オリジナル未視聴。
まず、主役の子が歌手でないのに歌が上手い!ストーリーに説得力をもたせる歌声ですね。
ストーリーは障害者の障がい故の困難や偏見を主人公を通して描きつつ、家族愛も上手く描いてます。また障がいなんて関係ないぜ!というくらい明るく前向きな家族が最高です。
選曲も良く、主人公の気持ちを代弁したような歌詞と気持ちのこもった歌声で特にクライマックスは感動です。
青春時代を思い出すシーン沢山。
久しぶりに涙、涙、、。
とても素晴らしい音楽の先生と素晴らしい兄貴に支えられて巣立つ彼女と家族との別れ。
感動するデュエットシーンの演出には!驚きました。そして、久しぶりにエンドロール最後まで席を立ちませんでした。その理由は、、、鑑賞すれば分かります。
久しぶりに良い映画を見ました
最近、CGばかりのハデハデな映画に飽き飽きしていました。
ルビー役のエミリア・ジョーンズも好演。美しく可愛く、気丈な役を見事にこなしています。
後半の随所で涙がわいてしまい、「良かったね良かったね」と感情移入してしまいました。
演出も、「なるほどそうきたか」と思わせ、思った以上に感動してしまいました。
良い映画をありがとうございました。
ジョニミッチェルを聴きながら帰ろう。
予告編を見た時に、ん?なんかこんな映画あったよなぁ、と思ったら、「エール」のリメイクだったのですね。
家族との葛藤の中でも、夢を掴むことを目指す若者のキラキラした眩しさに、終始温かい涙が流れました。
いざと言う時に娘の背中を押すお父さん、ゆうても長男だぜ、と頼もしいお兄さん。素敵でした。お母さんが、娘が生まれた時、聾唖者で有りますようにと願ったとゆう気持ち、素直に娘に伝えていたのもまた良かった。
「海で見るほど、ここでは星がよく見えない。」
ルビー、これからボストンで、輝きますよう。
それから、ルビーを送り出した家族のみんな、みんなの挑戦もこれから始まる。
愛があればそれだけでいい!
コーダは、聾唖の親を持つ子供の意味。エールと言うフランス映画のリメイク。久しぶりにいい作品に出会った。本当に聴覚に障害のある俳優が演じている。
とっても明るく素敵な作品です。
ラストの耳が聞こえない父親が娘の歌の素晴らしさを知ることができるシーンがいいね。
やわらかな風が吹くこの場所で~
飛びっきりの至福のひとときの作品!
聾唖の家族で1人だけ健常者の娘が家族や夢と青春に悩み苦しみ乍も奮闘する姿やハンディがありながらにも、それを暗くみせずにさ明るい家族をユーモラスに描き
特に父親と母親の濃いキャラクターのこと!主人公が歌の練習でデュエットしようと片思いのクラスメイトを家に呼んで練習してた矢先、隣の部屋でエッチをし始める両親からの下りは爆笑してしまった笑🤣
主人公だけではなく家族1人1人にスポットライトを当て、母や兄などの心情も丁寧に描き、それに振り回される主人公の葛藤や夢、青春。それを取り巻く周りのキャラクターなど全てが愛らしく愛おしく思えてしまう魅力的なキャストとキャラクター達!
非健常者と健常者という難しいテーマを家族という部分でどう向き合って、お互いを理解し合っていくのかという設定も上手く、重く説教臭くなかった部分も見事だった。
物語上の点と点が繋がって線になった瞬間と歌に手話と歌を織り成す家族のシーンは涙。
物語中で特にお気に入りは兄ちゃんとV先生が特に可愛らしく好きだったな!兄との手話での喧嘩や、V先生の風変わりだけど主人公の才能を見据え手助けする部分など!
見終わったあとに爽やかな風が吹くような気持ちにさせてくれた作品であった。
『家族なのに分かり合えない』と思ってしまうのはお互い様
娘が産まれる前の仕事ってどうやってやってたんだろう…という素朴な疑問はさておいて
脚本、凄く良かったです。健常者の娘から見た聴覚障がい者の父母兄への葛藤のみならず、聴覚障がいの家族から耳の聴こえる主人公に対しての戸惑いや距離感も丁寧に描かれていました。
特に途中まで自己中心的と思っていた母ちゃんが、進路を諦める娘に対して率直に産んだ時の感想を伝える場面。自己中心的と思っていた発言については、彼女なりの家族を想う気持ちから出たものなのかなと見方が一気に変わりました。
いや、愛おしいです。この家族全員。
あのラストシーンの父ちゃんに会うためだけでも、もう一度観に行きたい作品。
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