「自分の夢と、愛する家族に対する自分の責任の間で揺れる物語」コーダ あいのうた hiroさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の夢と、愛する家族に対する自分の責任の間で揺れる物語
4人家族で一番年下の娘だけが耳が聞こえる。
みんな耳が聞こえない中、漁で生計を立てて、父と母の関係を筆頭に家族の仲がいい。
ただ、娘だけが耳が聞こえるということから、通訳など娘に負担と責任がのしかかる。
娘がいないと生活がやっていけない。
それを娘も知っている。
ただ、彼女は歌の才能があり、歌を歌うことが幸せな瞬間。
それが家族にはわからない。ただ、彼女が旅立つ前に、娘に歌って欲しいと初めて言う父親。
何も聞こえないが、彼女の首から感じる娘の歌声。
母親の言葉も刺さる。娘が産まれてきた時にどうか耳が聞こえないで欲しいと。もし、耳が聞こえてたら、母と娘が同じ気持ちになれずに育児に失敗すると。
それを聞かされる娘。どんな気持ちになるのだろうか。
とにかく、家族の愛とは何か?自分の責任と自分のやりたいことが絡まり合う状況でどうすればいいのか。それが理解できる。
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