「聞こえなくても、愛は伝わる・・・が、これってもしかしてヤングケアラー問題?」コーダ あいのうた 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
聞こえなくても、愛は伝わる・・・が、これってもしかしてヤングケアラー問題?
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一家四人の家族の中で、ルビーだけが聴者で、父母兄の残り三人がろう者という家族。ルビーは、歌が好きで、学校の音楽教師にもその才能を認められ、音楽学校への進学を進められるが、音楽が聞こえない家族はその才能が判らない上に、ろう者であることによって、一家の家業が危機を迎える・・・。
まぁ、この手の作品の最後によくある様に、ルビーは、自分の望む道を進むことが出来るようになるわけですが、見ていて、昨今の社会問題を重ね合わせてしまいました。ルビーは、一家で唯一の聴者として、家族と周囲との“通訳”の役割を幼いことから行ってきたわけですが、それって、もしかしてヤングケアラーになってしまうんでしょうか?一家の危機と、自分の進路に挟まれて悩むルビーの描写は、なんか、そんな風に見えてしまいました。
いや、でも、最後には家族ともわかり敢えて、そして、ルビーも自分の道を進むことが出来て、良かったです。
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