「真にあいのうた。」コーダ あいのうた NAKATANIさんの映画レビュー(感想・評価)
真にあいのうた。
昨年度のアカデミー作品賞に輝いた作品。
何故劇場で観に行かなかったのか、、、非常に後悔。
CODAとはChild of Deaf Adultsの略称で、聾者の親に育てられた子供の略。
主人公の少女は家族の中で唯一耳が聞こえるために、いつも通訳をしなくてはいけない。
音楽の道に進みたい気持ちはあるのだが、そもそも家族は音楽そのものを理解できない。
こうした逆境を用意するというのは話作りの基本なのだが、ここまで設定が生きた作品はなかなかない。
非常に演出や役者の演技が素晴らしく、ラストシーンはえも言われぬ感動がこれでもかと押し寄せてくる。
どれだけ嫌いになっても憎もうとも、家族は結局愛を伝えたくなる存在。
このことを如実に体験させてくれる素晴らしい映画。
個人的な満足度は34000円ほど。
コメントする