「あーだこーだ」コーダ あいのうた TK_Filmさんの映画レビュー(感想・評価)
あーだこーだ
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ろう者の子ども、ろう者、などマイノリティの可視化は普通にいいこと、というか然るべきことだと思う。見ていて勉強になったこともある。
自分も成人後わりとすぐに親の介護を手伝ったり、そのために自分の仕事や外出をかなり制限したりしていたので、ヤングケアラーの主人公の辛さに共感できるところがあった。またルビーはただでさえ高校生で、自分のことを親に理解してもらえてなかったので、本当に大変だなと思った。このあたり、ルビーが鼻水出るくらい泣いて悔しくて辛い気持ちを表現してくれたらよかったのに、と思う。
あと下品な内容を手話で言うときに字幕が無くなったのが気になった。手話を知らなくても大人なら見たらわかる手の動きだ、ということなんだろうけど、話してる本人は普通に話してるだけで、手話じゃなくて口話だったらそんなに面白いことを言ってないのではないかと想像した。それも口話に訳してくれなかったせいでよくわからない。確かにあの状況自体はユーモアがあって笑えるけど、その手の動きを見て確実に笑える聴者ってどういうこと?と思った。あと、どこかで手話付きで歌うだろうなと思ってたら案の定やってたので、日本のチャリティ番組と同じかよ、とツッコミたくなった。比べられるものではないけども。
コーダとかろう者とかを抜きにしたら割とふつうの家族物語かもしれない。抜きにはできないけど。
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