劇場公開日 2022年1月21日

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「涙涙なのですが…」コーダ あいのうた のらりさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0涙涙なのですが…

2022年4月30日
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鑑賞方法:映画館

主人公ルビーの熱演、胸打つ美しい歌声。実際にも聾唖者が演じる家族。ルビーを音楽の世界に導く音楽教師。役者の演技は文句のつけようもなく、「気持ちよく」号泣させてくれるストーリー展開。

でも、でも、アカデミー賞作品賞の受賞には心底驚いた。今のアメリカが求める世界なのかな。

一方、アメリカ現地でも「ホールマーク・ムービー」と揶揄されてもいるそう。正直、あまりの分かりやすい「感動もの」に居心地の悪さも感じてしまった。そんな自分が恥ずかしいような複雑な気分。

似た題材、似たシーンのある傑作、1988年アメリカ映画「旅立ちのとき」(R.フェニックス主演)を思い出す。こんな素晴らしい映画を作るのもまたアメリカ。

のらり