「家族が耳が聞こえても、主人公と同じ悩みは多々あるはず。」コーダ あいのうた Daichi Kitakataさんの映画レビュー(感想・評価)
家族が耳が聞こえても、主人公と同じ悩みは多々あるはず。
家族は自分以外全員耳が聞こえない。
それでいて皆、個性が強いから10代の女の子にはうんざりするような家庭環境にも思えるがそこには家族愛が強くあり何だかんだで幸せに暮らしてる。
でも、「夢」は「今ある幸せ」とは違うもの。
まだ目に見えないが、とてつもなく大きく、未知への好奇心や不安といった沢山の刺激を与えてくれる。
夢を見る子供と、現実しか見ていない親とのすれ違いを分かりやすく表現してくれている。
父親の行動力の無さや、母親の自己中さはよくあるドリームキラー親バージョンあるある。
でも、二人とも根が良い人だからスムーズに進む。
兄が妹の才能を素直に認めて応援できるのが凄い!
ええ兄貴や!
僕自身も夢を見つけた15才から親や、周りの人達との温度差を感じながら、もがきにもがいてその環境から抜け出して自分の世界を作りはじめていたのを思い出した。
そして、唯一の理解者であり、心の支えは当時の彼女やったな‥
見ていて、色々と懐かしくなったな。
ストーリーもテンポよく、ストレスも少なく、深さはそこまでだが爽快な映画でした!
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