「サンダンス映画祭で発掘されてよかった!」コーダ あいのうた C0mariさんの映画レビュー(感想・評価)
サンダンス映画祭で発掘されてよかった!
エールを見てからほんとは感想を書くべきだろうけども、一旦メモとして投稿。
予告編を見て涙が出てしまうほどだった。
実際見に行ったら、なにげなく流れる音楽をはじめ使用されている楽曲やルビーの素敵な歌声が最高だった。
ヤングケアラー問題、ろう者と健常者の関係性、親子の相互理解の壁などなど沢山の問題を盛り込んでいた。
ルビー中心に描くことで、恋の要素も入ったりで、チャーミングな軽やかさがあり、そこもよかった。
ショックだったのは、つなぎに挟まれる会話の下品さが悪目立ちしていたこと。必要なやりとりであれば耐えられるが、家族モノに刺激を与えたいだけのような印象しか受けなかった。
そこはとても残念だった。
サンダンス映画祭でAppleが手を挙げなければ、日本で見られなかったんだろうなと思うと、見れてとても良かったが、オスカー作品賞かと言われると、もやもやした気持ちがどうしても残ってしまう。
inclusive diversity の風潮の中、アカデミーは変遷中の過渡期なんだよということで、今年を象徴するものとしてはいいのかもしれないとも思った。
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