「ハートフルで多幸感の残る傑作。」コーダ あいのうた うどん人さんの映画レビュー(感想・評価)
ハートフルで多幸感の残る傑作。
コーダ あいのうた 香川での上映は終わってしまったので新居浜で観た。
貧しい漁師の4人家族。主人公の女子高生以外は聾者。彼女は漁にも出て父と兄を助ける(耳が聞こえるので)彼女には歌の才能があり音大に入りたいと思うけど聾者の両親には反対される。そして というストーリー。
登場人物が皆いい人で役者もいい。聾者の役を実際の聾者が演じていることで話題になったけど、そのことよりも家族愛の強さに感動した。
名場面が多い。ボーイフレンドと背中合わせでデュエット曲を練習する場面、初めてのデートで湖に飛び込む場面、高校の合唱団の発表会の歌、
耳の聞こえない父が娘の喉に手を当てて歌を感じようとするところ、
そして最後の音大の入試での歌。
アカデミー賞の3部門でノミネートされているが、映画評論家の町山智浩によれば脚色賞は獲るだろう、との事。
字幕で聾唖者、健聴者という言葉が使われているけど、今は聾者、聴者という言葉の方が好ましいと思った。
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