「愛と歌と下ネタと。」コーダ あいのうた みなともさんの映画レビュー(感想・評価)
愛と歌と下ネタと。
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学校のコンサートのシーン。
聾唖者目線(耳線?笑)での1分弱の無音。
映画を観る人達を信じてなければ恐ろしくて出来ない手法ではないか。究極にまで削ぎ落とした演出に驚いた。
その無音の中映る、笑顔の人、感極まって泣いてる人、リズムを取る人、肩を寄せ合う人達。そんな姿を見て父と母が娘の音大へのオーディションを許すに至った流れは綺麗。
またラスト、聾唖者の家族に歌の素晴らしさが伝わるように音大のオーディション中に手話を交えながら歌う主人公の姿に感動した。
もちろんこの伝え方があるのは作品上予測できてはいたが、溜めて溜めて満を持していざやられると、歌声の圧倒感と相まって心が震え上がった。
あとこれでもかと挟んでくる下ネタは、健常者聾唖者関係なくボーダーレスという。
いやむしろ手話の方がジェスチャーありきなのでよりディープじゃんか笑
ちなみにリメイク作品なの知らなかったので、今度リメイク前も観てみたいと思う。
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