「美しい歌声と物語に何度も涙が頬をつたう」コーダ あいのうた あささんの映画レビュー(感想・評価)
美しい歌声と物語に何度も涙が頬をつたう
歌うことが生きがいのルビー、合唱部の先生に才能を認められ音大受験に挑むも、家族の中で唯一健聴者として家族を助けているルビーは進学を諦めこれまで通り家族を支えるか、自分の夢を追うのかで選択を迫られる。
どのようにしてその思いが届くのだろうか。。。
【文句なしの脚本と楽曲と歌】
脚本がずば抜けて素晴らしい。
ルビーを優しく見守り背中を押すキャラの濃いメキシコ出身のV先生の存在も素晴らしかった!
美しく伸びやかな歌声が心を大きく揺さぶる。
学校でのコンサート、ルビーと父の夜空の下でのシーン、ラストのオーディションシーンは圧巻です。何度涙を拭ったことか、、、。
一見、暗い作品と思いきや、時にコミカルに、ロマンスもあって、笑って泣ける最高にハッピーな作品です。今年入って一番のオススメ作品かと。
コーダとは、耳の聞こえない親を持つ子どもを意味する。そして本作は音楽記号の“コーダ”とも掛けている。
ちなみに、普段パンフレットを買わない私が今作では買いました。楽譜に見立てたパンフレット(見た目もソナチネやソナタの楽譜の表紙に似てる)もとっても素敵!じっくり読み込んで、また追記するかもです!
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