「なんか色々惜しい」アントラーズ ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
なんか色々惜しい
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やたら重苦しい雰囲気、主人公の虐待の過去
少年ののっぴきならない環境、同仕様もないであろう少年の父の愛。
全てが重々しい雰囲気の中で全てが上手く噛み合っていない感じが
なんと残念でならない。雰囲気だけは凄いのに主人公の虐待の過去と
少年の苦しい環境が今ひとつリンクしてないんだよね。
主人公がどうして少年を助けずにはいられない!っていう
感情が描かれてないというか。主人公の過去が少年と重なって
そうせずには居られないんだ!という表現が上手く表されていないと思う。
また少年の父は同仕様もないやつなんだけど、子供たちを
傷つけないために自分を閉じ込めているわけだけど、
そこの切なさっていうのも何か上っ面な感じだし。
そして期待していたクリーチャーは最後まで暗闇にぼんやりしか出てこない上に、
あれだけメチャメチャ暴れてたわりに最後情けなく女一人にアッサリやられるとか
全然危機感がなかった。
各パーツは面白そうなのに組み合わせはギクシャクしてて
なんか残念だったなーって作品だった。
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