ロックフィールド 伝説の音楽スタジオのレビュー・感想・評価
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牛や豚や鶏に囲まれて生まれた英ロックの名盤たち
英国のロックシーンを紐解く上で欠かせないのがロックフィールド・スタジオ。このドキュメンタリーはロンドンから200キロ以上離れたウェールズの片田舎にあるこの農場兼滞在型レコーディング・スタジオにどんな魅力が詰まっているのかを、創設者や名だたるミュージシャンたちへのインタビューを通じて解き明かしていく。スタジオの歴史を見つめることは、当然ブリティッシュ・ロックの潮流を俯瞰することを意味する。そして地理的な利点にうなづく部分も多い。例えばブラックサバスが思うままに音を奏でるにはこの地が欠かせなかったろうし、またストレスフルで手狭なロンドン生活から離れ、大自然に囲まれたスタジオで共同作業することはあらゆるミュージシャンにとって意義深いものだったはず。出演者の一人の「僕らにとってホグワーツのようなもの」という言葉も印象的。この先、ゆかりある名盤を聴くたび、本作で目にした風景が脳裏に浮かんできそうだ。
【今作は英国農場を史上最も成功した滞在型音楽スタジオに変えた兄弟と、1970代-現在に至る名曲誕生の物語である。CDラックの奥から懐かしのCDを沢山出して車で爆音で聴こう!】
ー 冒頭、イキナリ、故オジーオズボーンが登場し、ロックフィールドについて語り始める。慌ててフライヤーを見るとブラックサバスと書いてある。
ロックフィールドと言えば”ザ・ストーン・ローゼズ”のファーストアルバム、”オアシス”の”モーニンググローリー”、が出来上がったスタジオと聞いていたので、その正に牧歌的なロックフィールドの広大な敷地に、牛がノンビリと草を食んでいる姿を見ると、ビックリする。
更に驚くのは、ここにはロバート・プラント、クイーン、デヴィッド・ボウイもレコーディングに来ていたという事実である。
その後、ニューロマンティック&ムーヴメントが起こり、ロックフィールドが一時経営困難になったという話は納得である。
まさか、ここにヴィサージやウルトラボックス、デュランデュランが来て、レコーディングしていたら、吃驚だよな、と思っていたら、ナント、アダム・ジ・アンツが来ていた。マジっすか。
そして、登場する”オアシス”のリアム・ギャラガー。相変わらずノエルとの喧嘩話をしている。いい加減に仲直りして、キチンと日本に来いよな。
”マニック・ストリート・プリーチャーズ”の個人的名曲”if You Tolerete This Your Children Will Be Next"が流れ、盛り上がる。今度CDラックの奥から引っ張り出して車で、爆音で聴こう。
更に、”コールドプレイ”の初期名曲”イエロー”がロックフィールドで誕生した経緯を語るクリスマーティンの姿と、ライブ映像まで流してくれて、とてもうれしい。コールドプレイもCDラックの奥から引っ張り出して車で、爆音で聴こう。
<いやあ、良かったっす、このドキュメンタリー映画。フライヤーだけ持っていたんだけど、まさか観れるとかなあ。
今作は、英国農場を史上最も成功した滞在型音楽スタジオに変えた兄弟と、1970-現在に至る名曲誕生の物語なのである。>
作曲は打ち込みのみにあらず。スタジオだよ。
2022.2.1(火)
UPLINK吉祥寺で「ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ」を観る。
「ボヘミアン・ラプソディ」でクィーンがレコーディングに行った1963年に作られた農場の中にある音楽スタジオの歴史を描いたドキュメンタリー。UKロックバンドが数多く登場してロックフィールドでのレコーディングの思い出を語る。
豚と鶏と牛(「グンダ」みたい)のいる農場の建物に鳴き声が聞こえないように防音を施し、高価な機材を導入してバンドをやっていた兄弟が設立したスタジオでは数々の名曲が録音されていた。自然に囲まれたストレスの無い環境は名曲を生むのかな。
私が一番印象的だったのは、オアシスのリアム・ギャラガーが「今はドラムやハイハットの音をeメールで送って来るんだぜ。10年したらこういうスタジオは無くなる」と残念そうに語るところだった。
興味深い
多くの曲に息を吹き込んだ場所
缶詰めさせられても遊ぶミュージシャンたち
このスタジオのことを意識したのはオアシスのドキュメンタリー映画を観たときのこと。こんな田舎のスタジオがあるんだってことに少し驚いた。そして映画「ボヘミアン・ラプソディ」でのレコーディングシーンでこのロック・フィールドを再認識した。
実際の映像を観て連想したのが、小説家をホテルに缶詰めさせて原稿書かせるシーン。昔の映画やドラマにはよくあった、あの手法と(作らせる側の)考え方は同じなのかもしれない。集中させる場を作って、他のことに気持ちが行かないようにするというやつ。でもさすがはロックミュージシャン、ドラッグやったり、町にあるパブに通ったり、楽しんでいたようだ。だから、ストーン・ローゼズみたいなことになったのかも。あのセカンドアルバムが完成するまで2年半も滞在するなんてレコード会社も想像していなかっただろう。
他にも、シンプル・マインズやシャーラタンズ、コールドプレイなんかが出てきて、当時を語る。ドキュメンタリーとしては正しいのかもしれない。オアシスも含めて、自分にとってとても大切なバンドのエピソードが聞けたのは面白かったのだが、全体として面白いドキュメンタリー映画だったとは言いづらい。
ただ単に自分が期待していたものとは違っていたからかもしれない。当時のレコーディング風景の映像を期待してしまっていた。録画していないものもあるし、そもそも出演を断ることもある。一番面白そうなエピソードがありそうなストーン・ローゼズが出ないんだもの。
アナログ万歳!!!
音楽はPCで作るものが当たり前の世代にはピンと来ないんだろうな?セッション重ねて、人格と人生が絡みあってぇのケミストリーなんて。もしかして漫画「BECK」で終わり?(笑)デジタル技術と数式で楽器の音を作れるようになった。今や誰もがマルチ・ミュージシャン。創作の裾野広がったなー、素晴らしい。きっとこれまでだったら世に出なかった才能もたくさん芽吹いたんだろう。
けど、オールドタイプの私はケミストリーを信じて病まない。魔法があるって思いたい。シタールを持ち込んだアーティストがいたからアノ曲が出来上がり、レゲエ調だった原曲はロックの名曲となり悪魔を憐れむようになったと思うのです。
アナログは不便だけど(今となっては)成果にいたるまでには多くの人、時間、空間、思念、思想、感情、ドラッグ、セックス、、などなどのありとあらゆる不確定で脆弱かつ(時には)無限のものが介在していたんだろうと思います。それらが何らかの理由でスパークし、一気に凝縮、圧縮され見たこともない宝石の原石が生まれる、、、まさに魔法が起こる、いや起こっていた、、。信じがたいけど、だって魔法の杖を振っていた人が話してるんだもん、農場の中にあるスタジオの魔法話を。
そこにしかない反響。残響。
そこにマイク置く?
夜空に流れる星にも意味がある
Eって音はひとつじゃない。
揃わなくてもハーモニーになる
1+1は100にも一億にもなる。
そんな魔法はデジタルにはできない。
演算結果でも導き出せない。
だって魔法は人知を超えるもんね。
ストーンローゼスのアルバム。久々に聴こう
音楽はメロディさえ作れれば良い訳じゃない
作品としては、キーパーソンの出演が少ないなーってのと、ドキュメンタリーテレビと何ら変わらないです。だから、ロックファンじゃなければ退屈でしょうね。
酪農をやりながら、音楽スタジオというのが、最もクリエイティブな発想だ!
洋楽好きにはたまらない
ストーン・ローゼズもオアシスもコールドプレイも!
タイトルなし
ロックフィールド
1960年代
音楽好きのキングズリーとチャールズ兄弟が
イギリス・ウェールズに作った
伝説の音楽スタジオ
歴史を辿るドキュメンタリー
英国のロック史を紐解く作品
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」は
映画『ボヘミアン・ラプソディ』の中で
レコーディングの様子が描かれている
ロックフィールドで生まれた名曲は数多く
オジーオズボーン 、ロバートプラント
リアムギャラガー 、クリスマーティン
ミュージシャンらもこの作品に登場し
当時の逸話や誕生秘話を語っている
イギーポップ 、デヴィッドボウイ も現れた
コールドプレイ のイエロー誕生秘話好き
"ロックフィールド宿帳"
すごく貴重‼︎
今は宿泊先施設となっているそうで
ロックファンにとってここは聖地ですね‼︎
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