デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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鑑賞動機:前作のでき5割、予告5割
先行上映をIMAXで。原作は未読のまま。
そしてpart3(『砂漠の救世主』)へ、ですかね。
これだけのすんごい映像、すんごい音響を体感してしまうと、感覚が麻痺してこの先映画を観て心動かされることはないんじゃないか、という気がしてくる。ただ戦争場面等は観てて疲れちゃう。燃やしてた方が燃やされちゃうとかね。
ハルコンネンの不気味さが薄まってちょっと残念。ラスボスじゃなかったのか。
妹の未来がアニヤってことね。予告がかかってる『マッドマックス:フュリオサ』との落差よ。
ポールも母ちゃんもちょっと遠い存在になってしまった感があって、むしろチャニに感情移入する。私は愛人ってこと?
すごいなあとは思うんだけどなあ、好きという気持ちはあんまり湧いてこない。
体感しなければ後悔しますよ
(先行公開IMAXで鑑賞) 文字通り壮大なスケールで描くスペース叙事詩。この圧倒的な映画としての醍醐味を味わうにはIMAXなどのラージ・フォーマットが相応しいと言うよりほぼ必須。精緻な画面が躍動し、マクロから顔だけのアップまで縦横無尽の画面に、爆音が響き体ごと振動に巻き込まれる体感を全身で受け止めたい。
独特の世界観を有するSF巨編ですが、所詮殺し合いの戦争にストーリーは収斂し、数多の戦争映画と違いはない。その名の通り一面の砂漠が舞台であれば希代の名作映画「アラビアのロレンス」(1963)を否応なく連想する。そして本作の争奪戦の要であるスパイスと言いしものが惑星間移動に欠かせないモノであれば、すなわちそれは石油を意味し、容易く中東問題に置き換えられてしまう。まさに砂漠の民が守ってきたものが、異民族によって挑発され無用な戦争に仕掛けられてゆく悲惨を描く。そして性懲りもなく今も引きずっているわけ。
「アラビアのロレンス」で、部族が入り乱れ、利権と理屈が混迷し、だから誰が誰だか、利害関係がどうなのか訳わからなくなった記憶が、そのまんま本作でも蘇る。それでも巨匠ディビット・リーン監督がスクリーンに高潔な砂漠の本質を示し得たように、本作の名匠ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は何を本質に描くのか、が最大のポイントとなる。
フレーメン、ハルコンネン、皇帝、アトレイデス家、ベネ・ゲセリット、スティルガーなどなどが登場し、シェークスピア的血で血を洗う状況まで持ち込み、訳分からなくなってしまいます。ティモシー・シャラメ扮するポールとゼンデイヤ扮するチャニさえ観ていれば十分ですよ。この他、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ、ステラン・スカルスガルド、シャーロット・ランプリング、ハビエル・バルデム、アニヤ・テイラー=ジョイなどなど主役級がぞろぞろ出、それぞれの雰囲気を味わえば十分に楽しめました。ことにも男爵の甥に扮したオースティン・バトラーの白塗りが出色の出来、ハビエル・バルデムなんぞロレンス版のアンソニー・クインそのままでした。
で、予言の通りに事が進み、いよいよもってポールが生まれながらに有する救世主になり得る宿命との葛藤にフォーカスされる。クリス・ヘムスワースのような立派な体躯の持ち主でないティモシー・シャラメが主役である意味がここで重みを持つ。政略結婚を持ち出すポールにチャニの分かり易い反発も描かれ、この巨編を作家性を維持したまま送り出す監督のバランス感覚の良さに驚いてしまう。
サンドワーム騎乗は「風の谷のナウシカ」を思い起こさせ、多数の飛行隊の戦いは「スター・ウォーズ」そのもので、無数の民衆のスタジアム?なんぞ遠近感が半端ない。デューンは赤茶けたベージュ一色の世界、乾いた砂に情緒の入り込む余地はないけれど、唯一、人物の「白目だけがブルー」に見える演出に温か味が宿る。ブルーと言えば目の他はチャニのハチマキだけに意図はあるのでしょう。そして特筆すべきはハンス・ジマーの強烈音楽が素晴らしく激しい効果音とともに体の芯まで響き渡る、
なによりPART2として、3に引き継ぐものの、変な中途半端もブツ切りもないのが潔い。全米俳優組合のストライキのため、今年に公開が延期となった本作。予定通り2023年に公開されていれば「オッペンハイマー」と賞の取り合いとなったでしょう。「灼熱の魂」(2010)にドキモ抜かれた天才監督と同時代に生きる幸運を喜びたい。
優秀な監督であるヴィルヌーヴ版はやはり眠気がする
本当に申し訳ないくらいにハリウッドSF大作になってからのヴィルヌーヴの映画は寝てしまう。悪口ではなく、毎回期待して初日辺りのレイトショーに行くと長くて寝る。自分が疲れてるのかと思うがハンスジマーのドバーンという音楽に時折りうとうとしてるのを起こされる感じ。前の日に同じ時間帯で『ラストエンペラー』を劇場で観た際には目が爛々と輝き興奮していたのが嘘のよう。
今回は前作より面白い。面白いハズなんです。サンドウォームが出てくるのと救世主ロマンなんで。基本アクション。もう「砂の谷のポール」みたいなもんです。
とはいえだだっ広い砂漠は対象物がない大海原みたいなもんなんでスペクタクルの見せ方が難しい中、今作は敵の巨大マシーンと爆破スペクタクルが立体感を持った見せ場としてある。あるんだけど、なんか眠くなるんだよな。砂漠の民感はもちろんしっかりあるし、砂は綺麗だし、、、
でも、やっぱりぶっちゃけデビットリンチ版のほうが面白いんだよな(そういう人はほとんどいないけど)、TOTOの音楽も。すべてがアンマッチしているあっちの刺激(ゲテモノ宇宙)に勝てない。やはりヴィルヌーヴは真面目なんだよな。それがつまんない。
逆にこの奇跡劇はどこか宗教映画みたいなところがあって、本当にこれはホドロフスキーやリンチのようなハッタリとカルトな映画監督が描くべきものなんだと思った。砂漠の中をゆく靴底がみえるカットがあるのだけど、驚異の宇宙を観たい時にこういう日常性は萎えてしまう。
砂の惑星に心奪われたまま
IMAX先行上映にて。
壮大なスケールと世界観に圧倒されて、
上映が終わったあともしばらく言葉を発することができないくらい。
この世界にずっと浸っていたい、とも。
そのような中で
変わらないのは人間の感情。
誰かを愛したり、誰かを憎んだり。
様々な思惑もあり、
そこには美しさも醜さもあります。
設定が複雑で、完璧に理解しようと思うとむずかしさもありますが、
描きたいのは実はシンプルなことなのかも、と思います。
ティモシー・シャラメは
こんなに美しい顔の人っているんだな、と思うくらいに美しく成長したし、
ゼンデイヤの野性的な魅力も際立っています。
そして、このパート2から
大好きな女優のレア・セドゥも加わって。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、
鳥肌モノのシーンもあります。
この映画の魅力は
映画館で観なければ半減すると言ってもいいくらい。
ぜひ映画館で、
DUNEの世界に浸って下さい😌
あっ、パート1を観ておかないと
なんのことやらさっぱりわかりませんが💦
劇場で!そしてIMAXで!圧巻!
とっても楽しみにしていたDUNE2!
前回は劇場を見逃し、自宅の小さなテレビでしか観ることができず、これは絶対に劇場の大画面で観るべき作品だと確信し、パート2が公開前に先行上映があると知り、今回は迷いなくIMAXへ!前回の復習もバッチリ!
きゃー!楽しみ!わたし、期待しすぎなのではないか?大丈夫かな?と少し不安をかかえながらも、ワクワクが止まらなかった。そして、全ては杞憂にすぎず、私のその高い期待を軽く超えてきた!あっという間の3時間弱!DUNEのタイトルが出ただけで、カッコイイ!となり、最初から最後まで、ストーリーも音楽も衣装も背景も全てカッコイイし、圧倒された!
すごい!のひとことしか出てこない。
どう表現していいものか、語彙力のなさよ…。観終わったとも、しばらく放心状態が続いた。
IMAXだからか、砂漠の砂の煌めきがとても美しい。サンドワームのシーンも音も映像も迫力がある。
個人的に好きなところは、
・サンドワームに乗るなんて!
・サンドワームがやってくる時の砂煙
・三角形のスタジアムのモノクローム
・皇女イルーランの最後の衣装ステキ!
・レアセドゥのアップの存在感、オペラグラスのシーン
・ポールの成長、伝説を見る
・レディジェシカの文字の顔
・チャニはずっとカッコイイ
・フレメンが隠れている砂の中から出てくるところ
・ハルコンネンのスキンヘッド集団
・フェイドラウサの怖カッコよさ
パート1は序章といった感じで、ストーリーも複雑だったが、今回のパート2はストーリーもわかりやすかったし、最初から最後まで内容がとても濃かった。飽きることなく、眠くなることなく、画面に釘付けに。
しかし、最後のチャニとポール、せつない…。ポールの言葉…。ポールの心から愛する人は1人。でも、自分の背負った宿命を自覚したポールは、もう感情で動くのではなく、自分のあるべき姿を理解して、あのセリフになったのだよね。責任ある大人に成長して、導く者になる覚悟ができたんだよね。
ああ、早くパート3を観たい!
極限の映像音楽体験
今作ほど映像と音楽に振り切ったSF作品はないんじゃないかな。
ひたすらに圧倒される映像美、とくにサンドワームを乗りこなそうとするシーンの迫力は段違い。
ただ、砂の世界だから基本的に色が淡白、ハルコンネンもみんな白だからなんだがつまらない。マッドマックスみたいに色鮮やかな美術で視覚的に楽しませて欲しいという気持ちもあるが、世界観に合わないか…
なんとなく示唆的というか、油断してると置いてかれる部分があって、チャニが怒ってた理由がいまいち掴めなくて…
終盤畳み掛ける反撃シーンの痛快感は良いが、あっけなさすぎないか〜からの終わらない戦いに、砂漠での戦いは映像的にもう飽きて来たので、SWと被ってしまうかもだが、宇宙で戦いを繰り広げて欲しいなあと思った。
パート3もぜひぜひ観たい!
古典SFをほぼ完璧に映画化。凄い。新解釈もあり。
たった今、IMAXで先行上映を観てきたところ。
凄い。まだ呆然としている。パート1、2あわせて5時間20分という長大な作品で仮想宇宙であるDune世界を表現し尽くした。IMAXによる割増効果はあるもののこれだけ緩みなくテンション高く走り切る作品はなかなかない。
感想をいくつか。字幕版で観たのだけど用語が分かりにくいのではないだろうか。例えば「マフディー」、「リサーン・アル=カイブ」。どちらも救世主を表す。「クウィサッツ・ハデラック」なんていうのもそのまま出てくる。これは救世主に近いけど違う概念。種族や階層によって同じものに違う表現をしているのである。「ベネ・ゲセリット」とか「サーダカー」とかもそのまま出てくる。パート1から観た人は知っているかもしれないが。要するにチンプンカンプンでなんのことだか全然分かりませんでした、だから退屈で苦痛でしたという評価になるのではと恐れているのである。いつもならば原作を読めというのだが、第一作の「砂の惑星」だけで文庫本3巻ある。かつお世辞にも読みやすいとは言えない。多分、パンフレットで懇切丁寧に解説されているだろうから手に入れて観る前に読んでおいた方が良いです。それと普段は絶対勧めないのだけどこの作品は吹替版の方が良いかもしれない。少なくとも用語は整理されるだろうから。
2つ目の感想。また原作の話です。フランク・ハーバートのDuneシリーズ第一作「砂の惑星」が上梓されたのは1965年。私が最初読んだのは学生時代で1970年代になってから。その頃、友達と話していたのは、まず、この作品(繰り返しますが原作です)は「アラビアのロレンス」の影響を受けているんだろうね、ということだった。デヴィット・リーンの「アラビアのロレンス」は1962年の公開でハーバートの著作に先行している。主人公が砂漠の民の力を借りて帝国を倒す構造も同じ。西暦10000年とかの超未来の話で星間宇宙船だとか技術力は格段に進んでいるが、政治は封建制で、血縁社会であり、家庭内は家父長制度が強く、文化文明はロレンスの時代のアラビア首長社会と同レベルじゃないのという批判もありました。(昔の学生は理屈っぽかったのです)
今回、そのあたりを思い起こしながら映画を見ていたのですが、多分、映画化にあたって原作から改変されたところがありました。
ポールの恋人であるフレメンのチャニの行動です。原作ではチャニはポールの子供を産みます。(この子が本筋と関係のないところで死んでしまうのですが意味もなく殺したということで原作者に対する根強い批判があります)そして原作ではチャニは最後にポールの側妾になる道を選ぶのですが、映画のチャニは子は産まないし、皇帝の娘と結婚するポールとは決然として別れる道に進みます。
原作から60年近く経って、ようやくDune世界に家父長制から決別して自由を選ぶ女性が現れたのです。私はこの新解釈というか改変を支持します。
最後に、この映画の続編があるかということですが、まだ生まれていないポールの妹が1カットだけ登場します。これがなんとアニヤ・テイラー=ジョイ。わざわざ彼女をもってきたのはおそらく次回作「砂漠の救世主」では、ポールを巡ってイルーラン皇妃(フローレンス・ピュー)と彼女の対決が中心として描かれるのだと思います。今作と同様に原作から踏み出した女性像で新たなDune世界が表現されることを期待しています。
フローレンス・ピューが綺麗になってて驚いた
砂の惑星デューンを巡るアトレイデス家とハルコンネン家の戦いを描く2部作の後半。ハルコンネン家により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、砂漠の民フレメンの救世主として民を率いていった。そして、ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサと戦い・・・てな話。
前作から約2年半、やっと続きが観れました。
IMAXでの鑑賞だったので、迫力ある映像と音響は素晴らしかったのだが、話がなんか複雑になっちゃったようで、イマイチだったかなぁ。
それと、砂漠の惑星で水が貴重なのはわかるし、風呂とか入れなさそうで、なんか汚そうだった。
すごい未来なんだから、科学技術が発達して水素と酸素から水を作るとか出来てても良かったのに、なんて思った。
眉毛無しのハゲ軍団は人数が多すぎてゲップが出そうだった。
キャストは豪華で、ティモシー・シャラメは相変わらずカッコよかったし、レベッカ・ファーガソンは変わらず美しかったし、ゼンデイヤも目力あって良かったし、フローレンス・ピューが細くなって美人になってて驚いたし、レア・セドゥも観れて良かった。
ポールはチャニと一緒になるのかと思ってたら皇帝の娘と???
2部作の後半だからこれで完結のはずだけど、続き作れそうな終わり方だったなぁ。
IMAXで砂漠の世界を体験
公開を待ちきれず、IMAX先行公開で鑑賞。
まるで砂漠にいるような感覚、後ろから砂虫が来るような低音効果、砂虫に乗る時の感覚、全てにおいて過去の経験を上書きした。
今のSFは、スターウォーズかブレードランナーを進化させた感じだか、これは一歩前にでた感じ。
白黒の使い方もうまい。
Part1では、ゼンデイヤについて、何で?という感覚だったが、Part2では、たくましさと複雑な感情変化がうまく伝わってきた。
クリストファー・ウォーケンとレア・セドゥの皇帝父子もハマってる。
砂漠の民のゼンデイヤと皇女のレア・セドゥ。この対比はPart1で出して欲しかった。
Part2の後にPart1を見直してみたら、そういう意味だったのかという部分が結構ある。Part1は以外と損していたかもです。
素晴らしい砂の惑星、砂虫強し‼️ぜひIMAXで❗
イマーシブ(没入感)を味わえる
「メッセージ」「ブレードランナー2046」で有名なヴィルヌーヴ監督の新作。パート1の前作はやや説明すぎて消化不良でしたが、今回こそはと期待して観賞。
しかし残念ながら、前半は隣の人の騒音(備考参考)で集中出来ず。※すごく楽しみにしていたから、神経質になった部分もあります。
感想半分ですが、前作と比べて、「動」の部分が多くなっていて、広大な砂漠の中で展開されるダイナミックな映像はIMAX映像の助けもあり、まさに「イマーシブル(没入感)」体験でした。砂蟲にポールが乗るシーンは自分も乗っているような高揚感に包まれました。
パート2では、皇帝が企てた陰謀に砂漠の民フレメンと立ち向かうポールの成長譚です。恋人や母との関係性の変化。そして、宿敵との対決。そこで告げられた衝撃の事実。怒涛の展開です。
余談ですが、ハルコネン男爵がマツコデラックスさんにしか見えず。なんかかわいい。あと甥のラウサハルコネンの存在感は痺れました。個人的にもっと活躍して欲しかったかな。あとレアセドゥが出てたみたいだけど、わかりませんでした。誰か教えて😭
いよいよ物語は最終章に。
映画館でこそ観るべき作品です。
備考
隣の人がラージサイズのポップコーンをくちゃくちゃ大きな音を立てて食べていて、開始1時間は集中出来ず。
映像見ずに、ポップコーンの減り具合を注視してました笑
後半は何度も携帯出して灯がちらほら。マナーが悪い客に当たったというだけで割り切ってはいます。
ひとつ提案です。映画館って飲みものの販売だけにしませんか?無理ならせめてラージサイズ販売はやめてくれ😭減らないの、あれ。
世界観に浸れればメッチャおもしろい!
SFアドベンチャー大作「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。1作目は期待はずれに感じたものの、乗りかかった船ということで本作も鑑賞予定に入れていました。で、前日にアマプラでおさらい鑑賞してから劇場突撃。
ストーリーは、宇宙で唯一の生産地である砂漠の惑星アラキスから採掘できるスパイスをめぐり、ハルコンネン家と皇帝の策謀により滅亡させられたアトレイデス家の跡継ぎポールが、砂漠の民フレメンの信頼を得て反撃の狼煙をあげ、ハルコンネン家と皇帝に復讐する姿を描くというもの。
結論から言います。なんだ、これは!メッチャおもしろい!1作目で世界観を把握しておけば、間違いなく楽しめると思います。逆に前作未鑑賞では、細かな設定により構築される世界観、数多くの登場人物による複雑な人間関係など、情報量の多さに撃沈してしまうかもしれません。
ポールがフレメンの心をつかみ、やがて崇められるまでの経緯、母に隠された秘密、皇帝の策略、ゲセリットの暗躍、ハルコンネン家の企みなど、権謀術数渦巻く争いを壮大なスケールで描いている点が、本作の大きな魅力です。ただ、それを堪能するためには、世界観や本作独自の用語の理解が不可欠です。前作がつまらなく感じたのは、まさにここに原因がありました。前日の復習鑑賞のおかげで、本作をしっかり楽しめましたし、前作の評価さえ上方修正したくなりました。
今回は先行上映ということでIMAX一択だったのですが、それもよかったです。前作同様、無限の広がりを感じさせる大迫力の映像と重厚で壮大な音楽がもたらす圧倒的なスケール感は、大スクリーンと整った音響設備でこそ、その真価を発揮します。それによってもたらされる没入感は、3時間近くに及ぶ尺の長ささえ忘れさせます。
とはいえ、なんとなく途中でそんな気はしていましたが、本作もここで終幕とは残念。まだまだここからおもしろくなりそうです。ただ、最も理解できなかったのはポールの真意。彼の狙いはどこにあるのでしょうか。終盤にかけて、だんだんわからなくなってしまいました。このモヤモヤは次作で解消されるのでしょうか。ていうか、次作ありますよね?
それにしても砂虫ライドにはビックリ!しかもみんな仲良くライドオン!どうやって乗ったの?どうコントロールしてるの?便利な乗り物ですね。それと“命の水”もビックリ!砂虫の存在にも何か秘密が隠されていそうで気になります。
主演はティモシー・シャラメで、ポールの変容を好演しています。脇を固めるのは、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、レア・セドゥ、ジョシュ・ブローリン、デイブ・バウティスタらで、そうそうたる顔ぶれが並びます。
タイトルなし(ネタバレ)
映像がすごい。
前作の記憶が薄れているので、鑑賞しながら、あぁそういえばこういう世界観だったなと、記憶を呼び起こす。
砂の星なので草木はない。水も無い。どうやって生活しているんだろうか、不思議だ。
大きなワームが出てくる、普通に考えればワームにとっても食べるものが無いので、生き残れないと思うけど、まぁその辺を否定していくと何も残らない。
鼻にあるヘッドホンマイクの先端みたいなものが気になった。これがなんのためのものか記憶が戻らない。ずっと違和感を持つ。
ハゲが出てくる。ワンパンマンにハゲの犯罪集団みたいのがいたけど、あれ。
話の流れや世界観がわからず、前作だと戦争して町を破壊してた気がする。だから今作でも主人公たちとハゲが対立してるのだろうか。ハゲたちの上に皇帝がいる。
最後に主人公達はハゲを制圧して、スタイリッシュハゲと一騎打ちする。主人公はハゲを倒すと皇帝を服従させる。天下統一したみたいだ。
主人公は救世主で緑溢れる星にするような話みたいで、多分自作で評価されるのかな?
眠い
前作を超えるスペクタクルと、前作で得られなかったカタルシス!IMAXフルサイズ映像の大迫力!
救世主へと覚醒するポール!
その覚悟。
ハルコンネン、皇帝との決戦!
PART1では得られなかったカタルシス。
そこに至るまでの様々なエピソード、巨大で狡猾な陰謀。
単なるヒーロー伝説ではない。
2時間46分は長いが、長さを感じない。
モノクロシーンもあり、そこではモブの人々も精細に描写されていたり、
迫力ある総攻撃の壮大なシーンの数々は絶対IMAXフル、IMAXレーザーGTで!
(しかし、1シーンの中でもカットごとに、フルサイズとIMAXノーマルサイズが切り替わるのが煩わしい。)
蛇足ですが共感いただきたく。
「大事な一言」のシーンで、見ず知らずの隣席のマニアが、先に声に出して言うから、聴こえてしまった。
スクリーンから聴こえたら凄く感動できたのに!
さらに、エンドロールが始まると、客同士のトラブルか、怒声が飛んだり、
別の客はスマホを灯けたりで、感動に浸れなかった!
わざわざ先行上映で、IMAXフルサイズスリーンIMAXレーザーGTの追加料金まで払ってきている客が、なぜそんなことをする?家で配信でも観ていればいいのに。
腹立たしいより、実に悲しくて、情けないやら。
やはりキツイ3時間
part 1で痛い目に会ったけど2は評価高いからもしかしたら?と期待したが残念、やっぱり駄目でした。辛い長い3時間を過ごしました。。。結局話しが最初から最後までよく分からなかった。。。どうしたら楽しめるんだろうか。
あ、でも最後の戦いだけは面白かった、一瞬で終わったけど💦久しぶりにIMAXだったけど私にはその効果もありませんでした。
一見さんはその辺理解して観た方がいいですよ。
映画に関係ない余談(スミマセン)
新宿はレイトショーもほぼ満席で、隣の人が激悪臭でスタートから死にそうで、頑張って顔の向きを変えたり体勢を変えたり口に手を当てたり色々努力しましたが報われず3時間耐えました。あれはキツイ。本当困りました。
途中退場もよぎったが、IMAX代を考えたら、、、ケチりました(笑)
最高の映像と前作のよりも力を入れた戦闘シーン
めんどくさいのでストーリには極力触れないで書く。
前作では戦闘シーンやアクションシーンに対する意見が若干別れたように思う。
しかし、今作ではアクションに関する懸念はほぼ無用だろう。前作ではアトレイデス家が一方的に襲われる状況だったが、今作は復讐と殺し合いがメインになる。
そのため、戦闘シーンや爆発は前作よりも派手で時間も割かれている。もちろんこれでは物足りない人もいるだろう。だがドゥニの作風上長すぎるアクションシーンはノイズになると思うので、ちょうど良い塩梅になっていると感じた。
IMAXで本作を鑑賞したが、この作品は前作や他のIMAX作品を過去のものにするほどの威力があった。
IMAXの最大の利点はスクリーの大きさだが、DUNEシリーズほどこのメリットを活かした作品はないだろう。特にサンドワームや左右対称の構図ではその魅力は遺憾なく発揮されていた。
今作は前作を大きく上回る迫力で戦闘とアラキスでのフレメンの生活を体感することができる。そこにIMAXの巨大なスクリーンと重低音が重なることで圧倒的没入間と迫力が感じられた。
撮影について少し書く。
若干白飛びしすぎなシーンもあったので、そこは気になる。
フォーカスは前作よりもわずかなピントズレが減っているように思った。前作は顔のアップで若干ピントがずれているカットがあったが、今作は特に気にならなかった。フォーカスマンが70mmという大判センサーになれたのだろうか、それともフィルムでないからリテイクをしているのだろうか、少し気になった。
一箇所だけ白飛びが極端なシーンがあったのが気になった。これは意図があるのだろうが半段暗くしれてもよかったのではと思ってしまった。それが気になってしばらく集中できなかった。
まとめ
圧倒的な映像美、それに負けないサウンドの分厚さ、ストーリのわかりやすさ、これまでのドゥニに欠けていたアクション、ストーリーが簡単なのに分かりにくくする癖も完全ではないが改善されている。
今作は間違いなくSF映画の金字塔となり、先の世代にも影響を与えるだろう。
またそれだけではなく、日本の観客にも前作以上にduneの魅力を伝えられる映画ななっていると思う。
この感動はワイドスクリーンでは味わえないと思うので、ぜひIMAXで見ていただきたい。
「前作と同じ演出とビジュアルとデザインで描かれる貴種流離譚の第二章!IMAXがオススメかな」
先行上映にて鑑賞したが、前作のPart1同じ監督や撮影にもちろん主演俳優も同じなので、作品作りやテイストは殆どかわらないので、違和感なく見れる。
変化があるとすると、主人公ポールと母親が前作ではあまり出番が少なかった砂漠の民フレメンとの信頼を得て救世主として行動するまでの部分がじっくりと描かれる。
その部分はまるで密着ドキュメントのように感じるが、この辺は動きが少ないので、人によっては退屈するかも(いわるゆる物語や行動に説得力を持たせるタメの部分でドラマとしては重要なのだが)
ポールがフレメンの民でもビビるほど巨大な砂の虫(サンドワーム)を操る場面は、映像と音響効果もあり凄まじい迫力で正にスペクタルで、ここらへんからクルマでいえばギヤが入り映画も加速して行く。
ポールとは対象的な形で登場する強敵でもあるフェイドとの対決もあり、フレメンとの決起ありと後半は、ために貯めた見せ場が連続してあり怒涛と興奮に浸れ没入できる
もちろん意外な人間関係の変化もあり物語も単純な復讐譚ではない深さが見える。
未だに原作を読んではいないが、今回の映画を見ると原作の影響力は、後のSF映画や漫画作品に多大だと改めて思う。
役者陣も新規参加組も含め存在感バリバリで作品の質に貢献してる。
現在日本に2カ所しかない正方形に近いフルサイズIMAXスクリーンで観るのが、もっとも効果的な秀作ではあるが、ノーマルスクリーンや通常の音響だと、どの程度没入感が下がれるのか?は未知数ではあるが、配信後にスマホやタブレット端末での鑑賞は寂しいと思う。(正直ストーリーは複雑でもなく古典なので驚くサプライズは少ない)
先行上映で、池袋の現在日本に2カ所しかない正方形に近いフルサイズIMAXスクリーンで観たのだか、前日から上映中のマナー違反行為がSNSで問題になっており、心配して鑑賞したが自分の回でもやはりスマホ使用のトラブルで罵声が飛び、余韻が削がれたのはガッカリだった。
作品自体は大満足でしたが、先行上映でさあもマナーの悪い馬鹿な客(フェイドに始末してほしいw)がいるのは残念(けど怒鳴るのはやめたほうがイイ)
全475件中、421~440件目を表示