劇場公開日 2024年3月15日

「多くの作品の原点だが古典」デューン 砂の惑星 PART2 ぷりんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0多くの作品の原点だが古典

2024年3月19日
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鑑賞方法:映画館

最新のCGとデザインで現代風であるが良くも悪くも古典
もはや世界観を含めてこの世界のどこかに砂の惑星がある事の説得力は完璧、PART1でたまった鬱憤を後半一気に解放するカタルシスは最高
ただ、その説得力を持たせるために、あれほどの闘技場を用意する必要があるのか?遠未来における懐古趣味という演出が、何周かまわって古典に感じてしまった。
とはいえ、民主主義の限界を感じる現代から未来を想像した時、皇帝や貴族、教会、神秘主義による支配にリアリティを感じたのも事実。

それを言ってはおしまいなのだが、スパイスの重要性を考えれば、フレメンとの和解が経済的最適解だし、それが不可能なら、核攻撃でも細菌兵器でも解決は可能だと思えてしまうのが、現代に疲れているのかも知れない。ある意味、見る側も1965年に書かれた事を思い出して古典を楽しむ事が正しいと思う。

そして、何より続編が作られる事を祈る

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ぷりん