「IMAXの画面がちっちゃい」デューン 砂の惑星 PART2 Basieさんの映画レビュー(感想・評価)
IMAXの画面がちっちゃい
原作は高校生の時に熟読しました。
きっかけは石森章太郎の挿絵が入っているからという不純な動機でしたが、その壮大な世界観に圧倒された記憶があります。
アラブ世界を下敷きにしてるんだろうなという感覚は何となくありましたが、今の現実世界の方がもしかしたら複雑怪奇かもしれませんね。
本編に関しては期待通りの満足度でした。
IMAXの画面が物足りなくなる程の情報量です。
昭和の映画館なら優に4倍のスクリーンはあったのにな。
そこで今の映写技術で観てみたい。
そう思いながら過ごした166分でした。
あえて不満を言うとすれば、惑星デューンの規模感と各都市の位置関係がイマイチわからなかったことと、「核」の存在でしょうか。
「核」という言葉を聞くと、感覚が現実に引き戻されます。
原作に「核」という言葉があったのかは記憶が定かではないのですが、遥か未来の世界ならば「核」を上回る兵器は当然開発されていると思います。
「核」の存在が当たり前になっている現代の公開だからこそ、あえて他の最終兵器に置き換えてもよかったのになと思いました。
IMAXの画面の大きさに物足りなさを感じたので、国内最大級と言われるグランドシネマサンシャインにまた観に行こうと考えています。
最後にひとつ疑問が。
サンドワームって、大勢が乗り降りする時に停まってくれるんですかねw
汚染を伴う核兵器が最終的なものとされているのは、昔の原作とは言え興味深いですね。
きっと目的地に着いたら地上にぶら下げておいた人参を食ってる間に、いっせーの!で降りるんですよ。じゃあカゴの中のお母さんはどうやって?