「砂、砂、砂」デューン 砂の惑星 PART2 稲浦悠馬 いなうらゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
砂、砂、砂
# 砂、砂、砂
とにかく見渡す限り砂だった。それが最初はつまらなかった。最初は辛抱だった。
# 戦車、戦闘機
すごく巨大な戦車とか、この世界独自の戦闘機とかが出てきて見応えがある。迫力はすごかった。TOHOシネマズの小さめのシアターで観たのだが、それでも体にズンズンと重低音が鳴り響いた。
天空の城ラピュタのバタバタみたいなやつも出てきた。
# モブ
多くの映画で遠景のモブはCGで作られており、あまりにも作りが雑で冷めてしまうことがある。いかにも作りものっていう感じがして。
だが本作では違和感がない。モブの群衆が作りものだという印象は受けない。それだけCGに力を入れた作品なのだということが分かる。
# 物語
よく言えば王道で悪く言えばありきたり。イメージだけで言えばスターウォーズ的。
シンプルすぎてのめり込みづらかったが、多くの群衆が主人公に「権力を移動」させる時のダイナミズムは良かった。
映画「ナポレオン」にも「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」にも権力移動のシーンが出てきたが、それを連想した。
# 3時間
ほぼ3時間の大作だ。観るのには勇気が必要だった。
自分的には映画のベスト時間は90分ぐらい。
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