劇場公開日 2024年3月15日

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「前作の予習をしないと本当についていけないので注意。」デューン 砂の惑星 PART2 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0前作の予習をしないと本当についていけないので注意。

2024年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年108本目(合計1,200本目/今月(2024年3月度)26本目)。
(前の作品 「正しいアイコラの作り方」、次の作品「ハンテッド 狩られる夜」)

 他の方が書かれているのがほぼ大半に尽きるんじゃないかな…と思います。
実在する外国語などではなく、この映画シリーズの独特の固有名詞がどんどん出てくるので、何も知識がないと「××が××して●●して」みたいな暗号のような字幕が出てくることになります(英語が聞き取れても意味がない)。私も本作品を見るにあたってPart1をアマゾンプライムで予習してから見たのですが、焼き付け刃的に1度みただけではやはりだめですよね…。

 そうすると、Part1,2の連続放映をするような映画館があるか…ということになりましょうが、3時間×2なので途中休憩をはさんでも7時間級になってしまうので、そうそうどこの映画館もやらないのでは…といったところです。

 こういった「特殊な事情」があって映画のストーリーが大半理解ができないことは多くの方が挙げられているのですが、一方でIMAX上映だったかは1週間前にプレミアム公開されていたように、IMAXにせよドルビーにせよ、そうしたタイプの映画館で鑑賞美を楽しむタイプの映画ではないかな、というところです。吹き替え版はどうなのか不明ですが、おそらく固有名詞が押し押しの状況なのは程度の差は変わっても同じなのでは…と思います。

 こうした事情があるので脱落される方など多かったのが印象的で、私も最後まで見ても「映像が良かったなぁ」にしかなっておらず(大半の方はそうなりそう…)、感想を書きましょうというか「何がどうだっけ?」どころか「ストーリーの大半が理解できておらず感想が書けない」タイプの映画の代表例かな…といったところです。

 ただ、私は一般の映画館で見たのですが、1週間前までIMAX上映を先行していたようにIMAXであろうがなかろうが「映像美」はかなり良い映画で、そういう「日本映画がおよそ真似できない圧倒的な没入感を楽しむ」という「映画体験を重視する派」ではおすすめといったところです。

 採点にあたっては、ちょっとPart1から離れすぎて大半の方が理解が難しいと思える点(事実上、Part1を課金するなりして「予習」しないと太刀打ち不能)はあるものの、「映画そのものの傷ではない」ので(他の作品の瑕疵を持ってくることはしない主義)、特に減点なしフルスコアにしています。

 ただ多くの方が書かれている通り、Part2から見ますという方はもちろん、ほぼほぼPart1をVOD課金するなりDVD(売られているのかな?)を前日に見るなど「前作を見ていることが前提」である点は書いておきます。

 最後まで見るとPart3があることが示唆されますが、Part3なぁ…。この方式だとPart3のときはPart1と2を復習する必要も出てくるし、こうした「前作の深い理解を前提にVOD課金などを想定しているタイプ」はある意味「沼にはまりやすい」ので、どこまで見るか(もっとも、Part3も2025年以降か)が判断しづらいです。

yukispica