「相変わらず出来はいいが」デューン 砂の惑星 PART2 マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
相変わらず出来はいいが
2021年に初作が公開された
かつてデビッド・リンチが手掛けた
SF大作のリメイクの続編
来週観るつもりではいましたが
たまたま映画館通りかかったら
先行上映していたので
前作は世界観の説明に終始し
惑星アラキスの香料をめぐる
利権争いでアトレイデス一家が
ハルコンネン家にハメられ組長
じゃなかったレト侯爵が謀殺され
跡取りポールと侯爵の嫁ジェシカが
逃げ延び砂漠の民フレメンと出会う
というところまで
出来はいいんだけどストーリーは
いくらでも観てきた感じで
後感に乏しい感じでしたが
まあ話が進んでいけばと
思ってましたが・・
やっぱり今作も同じような
感想でした
今作ではポールらがフレメンにまず
認められるところから始まり
ジェシカも預言者団体の後継者に
クラスチェンジしハルコンネン家
への復讐の足掛かりにしていきます
ついにはサンドウォームも手懐け
フレメンの皆さんは予言のとおりだと
認めるようになります
ほんっとどっかで聞いた
観たようなストーリーなので
わかりやすい
それだけに新鮮味が相変わらず
ない感じはします
また今作は砂漠が中心で
前作のようなメカニックの
面白さのような部分も少なかった
のはSFとしては残念かなぁ
ヴィルヌーヴ監督って淡々と
ひねりなく描いてくる人だから
実直でそれはいいんだけど
SFになると仰々しい割に
話のインパクトが負けやすい
のかなと思ってしまいました
IMAXらしさをもっと活かして
ほしいとこありました
こないだの「クリエイター/創造者」
も面白かったギャレス・エドワーズが
撮ったらまた違ったんじゃないかな
なんて思ったりしました