劇場公開日 2022年2月25日

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「思いのほか軽快で淡々。」ゴヤの名画と優しい泥棒 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5思いのほか軽快で淡々。

2022年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

地味な作品です。義勇的な動機の犯罪を犯した男性と家族のお話ですが、感動を前面に出すような作品かなぁ?と推測していましたが全く違っていました。ベタつきなく、カラっと描く軽快な味付けの作品でした。が故に、スルッと見終わっちゃいました。

裁判のシーンは楽しめたのですが、盛り上がりに欠けていてそれ以外は正直「むーん」って感じだったかなぁ。頑固な高齢者の思い出話止まりだったかなぁ。本当に単案としているんですよね。主人公の男性に気持ちが入らなかったからかなぁ。なんか、奥さんに苦労ばかりさせている、偏屈爺さんにしか見えなかったんです。好き勝手なことをやって、家族を(特に奥様)を振り回しすぎじゃない?って。もうちょっとはっきりした味付けが欲しかったかな。・・・良いお話なんですけどね。そんなに心があったかくもならなかったしね。

バリカタ