「「ほんわかした」おじいちゃん泥棒の話、ではありません!」ゴヤの名画と優しい泥棒 kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
「ほんわかした」おじいちゃん泥棒の話、ではありません!
予告を見ての印象と違った、芯の通った社会派ドラマ。予想より見応えがあった。時代の空気と社会問題と、泣けてくる家族愛がぎゅっと詰まっていて、英国人の達者な皮肉のスパイスの効いた言葉の応酬も楽しめた。ソフトタイプのケン・ローチ作品みたいな、、、。
個人的にゴヤとの出会いといえば70年代に「裸のマハ」が来日した時だったので、さすがに生まれる前にこんな事件があったとは知らなかった。ネット社会だったら世界中から桁違いの懸賞金が集まりそうですね。
息子ジャッキー役のフィオん・ホワイトヘッドくん、とてもよかった。いい息子だ。ちょっとご両親との年の差ありすぎのように見受けられたけど。
実話ですので、エンドロール前の「その後のエピソード」まで必見です。
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