劇場公開日 2023年6月3日

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海を待ちながらのレビュー・感想・評価

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3.5干上がった海

2023年11月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

バフティヤル・フドイナザーロフ監督の作品で、 『少年、機関車に乗る』 『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』 『ルナ・パパ』 『スーツ』 『海を待ちながら』 の順で観てきたけど、 他の作品と同じ監督と思えないコメディ要素ほぼ皆無のクールな作風、 海が干上がり、船が陸の上に残された土地を舞台に描かれる物語で、 ロマンチックだなー♪と思ってたら、本当に海が干上がり、船が陸の上に残されている場所が実在するそうで、 それが中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンにまたがるアラル海だそうです。 映画の内容は名作に近い佳作で、もう少しで名作になれた感じで、惜しい… なんかゴチャゴチャした感じで、もっとシンプルだったら、よかったかも。 惜しいな… 4寄り3.5で、100点満点で75点ぐらい。 最後はビックリしましたYO!

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RAIN DOG

4.0遺作

2023年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

フドイラザーノフの遺作です。 タジキスタンで産まれ、26でメジャーデビュー。49でドイツで亡くなったとか、ほんと勿体無い才能。 私は今回の再発見上映で発見し四本見ました。 (しかしまだ名前をちゃんと覚えられない)ダメ人間への優しい眼差しはかわらないけど初期の3本に比べシリアスな印象あります。 亡き妻の妹の直線的愛情とかカラックスみたいだったし、干上がりつつある湖と船の関係はやっぱり宗教感じるし、自然への畏怖ですわね。美術も撮影も素晴らしく私の好き要素満載。 やっぱり内戦とか死を身近に感じ、どうにもならない自然の力に直面した人しか描けないリアリティ有りながらのファンタジー、、タジキスタンの風景が彼の作品でやはり非常に重要なんだとつくづく思う。 どうやらこの後日本未公開の「スーツ」が公開されるみたいで楽しみ。未公開はあと一本!

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masayasama