「何が言いたいのか?」黄色い雄牛の夜 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
何が言いたいのか?
兎に角、面白くなかった。相関関係が全くわからない。しかも、夜なのではっきりしなくて。震災後のピアノの音が凄く綺麗なのが、不自然だった。
上映後、解説を入れてくれたので、★一つだけ入れた。解説者が言っていたが、この映画をトルクメニスタン大統領は上映禁止したそうである。しかし、何一つ問題無い様に思える。それでも、大統領は上映禁止した。その理由を大統領が芸術を理解しないからと解説者は言っていたが、僕にはそれが理解できない。この映画が果たして芸術の域達しているのか?それが疑問だった。だって、実話なのだから、ドキュメンタリーになる訳だ。ドキュメンタリーも芸術なのだろうが、フィクションとしてのびねりがこの作品には無い。つまり、誇張された記録フィルムを見せられている。そんな感じがした。しばしば、そんなフィルムが映画の中に挿入されていて、そっちの方がはるかに現実的で、フィクションの部分があまりにもチープな作りだと感じた。だいたい、1時10分のカタストロフィがチープ過ぎる。
同じ地震なら、イランの巨匠アッバス・キアロスタミの方が凄い。当たり前が。
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