やがて海へと届くのレビュー・感想・評価
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フワっと
どんな映画なんだろーと見てたら、途中からガラッと変わり、、ドキュメンタリーチックになったりしてやや困惑。。何を伝えたいのか押し付けない感じが、いいような悪いような、なんとも言えない感覚。集中力抜群のときに見たほうがいいっすね。派手なところがないので、じゃないと演技や演出の細かいところを拾えない気がする。
映画紹介に騙されないようにしてください
・一人旅に出たまま突然姿を消してしまう。
・ビデオカメラに残されていたのはすみれの秘密だった
上記のような映画紹介に「ほう、面白そうだな」と思って見てたら、ウソというか、そう説明できないこともない。
というだけのことでした、なーんだ。
血液型診断や占いと同じです。
繊細な感性 神経質
大胆不敵 鈍感、無神経
一本気 短絡的
直情型 無鉄砲
気配り 空気読みすぎ
モノは言いようですね。
主演女優お二人が綺麗だし、表現が上手だし、アップの多用でとても近しく思えるし…
女優を愛でる。そういう映画だと思えば良い映画です。
あの重いテーマをこういう形で表すことの意義とか狙いが丸っきり伝わってこないので、終盤からは困惑して何を見ればいいのか分からなくなりました。
ストーリーが分かりにくい
独特の世界観がありちょっとストーリーが分かりにくいです。
途中、同じようなシーンが繰り返されるのもちょっと意味がよくわかりません。
主人公の気持ちとか感情ももう少しストレートに表現する方が、伝わりやすいのではないかと思います。
夜遅くにみたせいで途中何度か寝そうになってしまいました。
普通眠くなる事はほとんどないので、波長が合わなかったんだと思います
許されるのか
ああいう話とは知らなかった。
おそらく予告編も含め周到に隠されており、ある時点…というかある台詞で『えっ、そういう話か』といきなり首根っこを掴まれてグラグラと揺すぶられる。
それはある意味不可避で、あれと同じように暴力的に襲ってくる仕組みになっている。
とするなら、冒頭(から円環をなす)のアニメも納得がゆく。しかし、演出意図は理解できるが、そもそもそれが許されるのかどうかはよく分からない…
岸井ゆきのの、心の襞を広げてみせるような演技は素晴らしかったと思う…
原作を読んでないので、わからないが、震災津波の問題と、親友の問題が...
原作を読んでないので、わからないが、震災津波の問題と、親友の問題がうまく統合されていない。みなみちゃんはとてもよくて、ゆきのちゃんが好きだけど、何でもないボーイフレンドを選んでしまうあたりをうまく演じていた。ゆきのちゃんは十分主演を張れるいい女優だということが証明されたけど、二人の関係もとても良かった。二人の顔がとても近づく長いカットは素晴らしい。後半、みなみの側からのカメラワークのシーンが素晴らしい。そして、ラストシーン。カメラを通してしかみなみちゃんがコミュニケートできなかった回路が、ラストでは生きてくる。
ボーイフレンドはやはりつまらない奴ではある。
事前情報入れないで
ただキャストに浜辺美波さんの名前があったので100キロ自家用車走らせて鑑賞しに行きました。が、思いがけずの出会いになりました。
映画後半ですが真奈たちが向かった先の草木の植生に既視感。やはり、でした。陸前高田(たかた)の景色です。東日本大震災のエピソード折り込まれているという事前情報入れてなかったので胸に響きました。
そして震災語り部の方達。お3人さんは実際の地元の方として高校生の女の子役のかたもこちらの方かと思い込んでしまいました。涙がごく自然で。
そしてもちろん岸井ゆきのさん初めキャストの皆さんも。
現状東北地方はTOHOトーホーシネマズ仙台だけですが是非各県でも公開を
震災絡みとは知らずに観ました!
震災について(表現は悪いかもしれませんが)あまり情報を欲張らずに内容絞っているところはいいと思います。ドキュメンタリーな部分では行方不明の方の帰りを願う想う当初から、ときが経った今では偲ぶ想いへの変化が感じ取れ込み上げるものがありました。それを上手に表現できる岸井ゆきのさんの演技も沁みるものがありました。
震災が題材と思ってなかったので冒頭のアニメーションの意味するところがはっきり分からなかったけど、途中で津波というワードが出てきたところで府に落ちました。
途中から同じ画像が繰り返されるのは、なくてもわかる浜辺美波さんのすみれのまなに対する優しさがより深みを増すという一面もありましたが、くどくて映画の時間短いんだから考えないとせっかくの役者の演技がもったいないような気がしました。やりたいことはなんとなくわかるけど、まなとすみれの見え方の違いがほとんどなかったから(本当はその違いを表現したかったのかもしれませんがそうするとそれは全く伝わってこない)二人ともお互いに対する想いは岸井ゆきのさんと浜辺美波さんの演技でしっかり伝わってたので、この監督さんか脚本さんは役者を信頼してないのではないのかな。。。
人それぞれ表と裏がある
浜辺美波さんが出ているので気軽に見に行きました。R12と書いていて、最初の水彩画でサスペンスなのかと感じましたが、この映画は人それぞれ経験してきたことや考え方価値観により解釈が異なる。勝手に解釈して、いろんなことを感じてくださいというメッセージ性があると感じました。東日本大地震の作品だそうです。
高校生の私が感じたのは、
人には親しく接していて、無言でも過ごせる中でも相手は知らない過去や裏側があるのだなと感じた。
すみれがポーチを落としたから真奈と出会えた。少しの偶然で人は出会う。
それぞれの悩みがあって、それぞれの捉え方がある。
ただ笑っていたり、何も考えていないように見える人ほど考えているのかもしれない。外見だけで判断してはいけないとつくづく思わされました。
見に行くか迷っている人は見に行くべきだと思います。原作を読んでからの方が分かりやすいかと思います。
いろいろ淡く優しい、ネタバレ厳禁?
主演、岸井ゆきのが沢山見られます。
それだけでも嬉しいです。
初めの方は、浜辺美波と逆の方が良いかな?も思ったけど、岸井ゆきのの方が共感しやすい。とてもよい女優さんです。浜辺美波もとても切ない役どころでした
正直、ポスターとか予告見る感じだと、Lの話なのかと思ったけど、その辺も淡い。ちょっと曖昧。
では、なぜPG12なのか、タイトルの意味。
そっちかーと思ってしまった。
ちょっと心構えができていなかったので、少し困惑。
ただ、映画としてはとても映画らしく。好きな感じです。セリフでは無い、目だけで意思が現れます。
テレビドラマやスマホの小さい画面など、ながら鑑賞では伝わらない。「あっ、そういうことか、、、切ない」と気が付きました。
同じシーンがリピートされるのですが、カメラのアングルによってどちらの表情が見えるか変わります。それで意味を知る感じです。
ポスターにもなっているあのシーンは、とても美しく。2人ともとても綺麗でした。
それと、なぜかアニメで始まり、後半にもアニメパートがあります。これにも意味がある。
最後の15分はなかなか。とても淡く優しいので分かりにくいところもあるけれど、多分、そういうことなのだろうと。切ないですね。
監督の名前を覚えました。過去の作品をいくつか観ていますが、なるほど、この作品と同じ監督かと。これが監督の持ち味なのですね。
マナーの悪い客が1人。
遅れてきて真ん中に座り、最後の良いところで出ていき、直ぐに戻ってきて、眩しいスマホ画面。そのまま耳にあて留守電聞いた?またすぐにいなくなる。
そんなに重要な電話なら、入口の壁の影に立ってればいいのに。そうすれば誰の邪魔をせずにスマホ使えるのにね。
最後の良いところで、台無しだ。
海ってそういう・・・
2022年劇場鑑賞82本目。
開始早々浜辺美波演じるすみれが亡くなっている事はわかるのですが、どうして亡くなったのか、長年患っていた病気とかではないんだろうな、くらいしか分からず、事故なのか自殺なのか分からないまま彼女との想い出を振り返って進みます。
中盤で分かる死因と、すみれ視点で前半を振り返る構成に特に謎解きの回答としての意味はほとんどなく、いい映画なんだろうけど自分には浜辺美波のかわいさだけでなんとか持っている映画だと思ってしまいました。
岸井ゆきのは上手い女優だと思うのですが、浜辺美波とアップで並ぶと口の大きさ倍くらい違うなあとか失礼な事しか頭に浮かばなくなって申し訳なくなりました。
生と死を考えた
予備知識ゼロで鑑賞。最初はサスペンスかなと思っていたが、南三陸のシーンでこういう着地点かと思う。すみれが駅でお婆さんと話すシーン、あの日もこんな天気だったと思い出しました。ネコのポーチはなんだったんでしょう。
バス停で言いかけたことは何だったのか。大事な人に話しておくこと、大事な人の話を聞いておくことは大切なんだと思えた。
気持ち的には分かるけど
後半の浜辺美波主体性のシーンは、入れない方が良かったのでは。
あくまでも、ヒロインから見た彼女像だけで充分ではないのか?
これではどちらの人物ともに心情が中途半端になってしまっただけの気がする。
誰しも持っている人間の二面性
「私たちには、世界の片側しか見えてないと思うんだよね。」
岸井ゆきのさんが演じる真奈がある理由で姿を消してしまったすみれ(浜辺美波)のいない世界とどう向き合い、どう成長していくのかを描いた物語。
初めに言っておくとこの映画は"ガワ"だけ見せて情報を与えた上で、解釈は鑑賞者に委ねるタイプのものなので好き嫌いは別れるかもしれないです。私はこの手の行間を読ませて、尚且つ深いテーマを描いた作品は大好きなのでかなり高評価でした。しかし中盤までは細部まで練られた作りなのか、それっぽく見せてるだけなのかが怪しい感じだったのが、ストーリーが進むにつれて「そういう事だったのね…」と感嘆してしまうような作りになっていて、思わず序盤から見直したいと思うほど練られたものになっていました。
冒頭で書いたのはこの作品のキャッチコピーなのですが、これはまさに作品そのものを捉えたもので、それを上手く体現した浜辺美波さんの表現力が圧巻。目を泳がせるシーンや、杉野遥亮さん演じる遠野と話すシーンでの表情の変化は本当に言葉以上の何かを感じました。
人間誰しも親しい人にも見せない面があったり、表で見えている姿がその人の本性とは限らない。作品を通して一貫して描かれるその部分は「青くて痛くて脆い」や「桐島、部活やめるってよ」に近いところがあり、観ているうちに自分の経験に重ねてしまい、どうしても主人公の真奈に感情移入せざるを得ませんでした。
鑑賞してもなお、正直すみれが普段何を考えていたのかは推測の域を出ませんが、真奈にとってすみれはかけがえのない存在だったわけで、失って初めて気づく後悔や、虚無感、喪失感は大事な人と会えなくなった(失った)ことのある人であれば真奈の気持ちには誰しも共感できるはずです。タイトルの「やがて海へと届く」の意味が分かったとき、今までの会えなくなった人達との思い出が蘇ってきて思わず涙してしまいました…。冒頭から始まるWIT STUDIOが紡ぐ美しいアニメーションもどこか幻想的で、でも現実的で、、言葉にできないくらい魅了されましたね。
本当に素晴らしい作品でしたが、観る人によってかなり感じ方が異なる作品だと思いますので、ぜひ多くの方に観ていただき、各々の映画体験をして欲しいと思います。
人の心にも人の死にも明確な答えなんてない
迷っているならば、間違いなく観に行くべき作品であると声を大にして言いたいです。
たしかにこの映画に「明快さ」はないかもしれません。
ただ、大切な人を失うことや、相手が何を思っているかということに対して、そもそも明確な答えなんてあるのでしょうか?
本作は、その「わからなさ」そのものを見つめることに挑戦している気がしました。
そんな映画を見たことがなく、YouTubeの映画解説を2倍速で粗筋だけを追って知った気になっていた自分は、正直度肝を抜かれました。
こういう世界があるんだなと、、、
真奈がすみれを知ろうとして、すみれも真奈を知ろうとする。
全部知りたいと思うけど、そんなことはできないから、必死に想像する。
その想いの連鎖の中で人と人との関係性は結ばれている。
思えばこれまで自分はずっと「正解」を探して生きてきたなと……
見終わった後、しばらく放心してましたが、帰りの電車に揺られる中で、本作で描かれていたのは「答え」ではなく「意志」なのだと気付きました。
見終わってすぐにスッキリはしないかもしれないけど、「答え」よりも大切な何かがたくさん詰まってる映画でした。
自分は映画通でもないし、なにも偉そうに言えないですが、そんな自分の人生観が変わるきっかけを与えてくれたことに感謝です。
ありがとうございました。
上映中にもう一回見に行きたいと思います。
結局、何が言いたいのだろう…。
何が言いたいのだろうか…。
まさか、この映画に、福島が出てくるとは…。
浜辺美波と岸井ゆきのが同級生…。
実際には、それなりの年齢差があるはずなので、キャスティングに無理があるのではないだろうか。
冒頭とラストシーンにアニメを使っているが、これはどうなのだろう。
まったく、とりとめのないシーンが続き、集中力は、ほぼ失われていく。
光石研が演じる職場の上司、楢原さんが自殺する。これは、何か意味があったのだろうか?
福島の人のインタビューは何だったのだろう?
浜辺美波が演じる、すみれと母親の葛藤とは何だったのだろうか?
意味不明なシーンに時間を費やすのなら、すみれと母親がなぜ離反していくのかを、最初に描く必要があったのではないだろうか?
原作は読んでいないので、わからない。126分がとてつもなく長く感じる。劇場内も、ほとんどの人が集中力を切らしている。
浜辺美波のズラは何なのだろう?滑稽でさえある。
音楽の選曲も最悪。
事実はわからないが、浜辺美波がやると言ったから、企画が通ったのだろうか?
宮沢りえがやると言ったから、企画が通った「紙の月」を思い出した。
厳しい…。映画として成立していない評価不能作品と言えるだろう。
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