BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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映画も熱くて最高です。
漫画(原作)は現在1部~3部まであるようで、映画は1部(全10巻)の話です。
今回、BLUE GIANTが映画化されると知ってから、
これを機に漫画を読んでおこうと思い、1部(10巻)までを読んでから鑑賞しました。
漫画を読んだ感想は、熱くて最高でした。
映画の大体の流れは漫画と同じで、尺の都合上などもあるため所々で事柄の順序が
違ったり、省略されている部分があるといった感じです。
あとは、ラスト30分くらい漫画と違う部分があるのですが、
漫画と映画どちらも良かったと思います。
そして音楽が素晴らしいです。
漫画を読んでいかなくても十分楽しめる作品だと思うので、
とりあえず映画を観てから、気になったら漫画を読んでみるのもありかと思います。
ジャズへの情熱、仲間への友情、演奏の熱量に涙する!
「シャイロックの子供たち」を観た後に時間があったので、本作をハシゴ鑑賞。原作はマンガらしいですが、その存在も知らず、劇場ポスターとフライヤーでジャズを扱ったアニメ作品であることぐらいを見知っていた程度で鑑賞してきました。そもそも音楽にあまり興味もないので期待していなかったのですが、圧倒的な熱量でものの見事に打ちのめされました!
ストーリーは、世界一のジャズ演奏家になることを夢見ていた仙台の高校生・宮本大が、東京に出て凄腕ジャズピアニスト・沢辺雪祈と出会い、互いの才能を認め合ってバンドを組み、この二人に感化された大の同級生・玉田俊二も加わってジャズバンド「JASS」を結成し、ジャズミュージシャンの憧れ「So Blue」のステージを目指すというもの。
単純明快なストーリーながら、音楽にかける宮本大の情熱、そこから生まれる友情が熱いです。もうそれだけで胸がいっぱいになるほどなのに、そこにこれでもかというほどの熱すぎる演奏が加わります。とにかく宮本大の熱量とその真っすぐさがハンパないです。それに雪祈や玉田がぐいぐい飲み込まれていきます。そして、彼らの演奏を聴く観客も、それを劇場で見る私たちも、あっという間に飲み込まれていきます。
はっきり言って音楽にはかなり疎く、ジャズに至ってはバーのBGMぐらいにしか思っていませんでした。そんな自分が、JASSの全ステージで涙してしまいました。作中の人物が彼らの演奏を評して「リズムが合ってない」とか「小手先の技術で…」とか言うのですが、そんなことは1ミリもわかりませんでした。それでも涙があふれてくるのです。それがなぜなのか、自分でもわけがわかりませんでした。こんなに涙を持っていかれたのは初めてです。しかも、エンドロール後の映像でさらにとどめを刺されました。
劇場でこの作品に出会えて本当によかったです。眼前に広がる大スクリーン、整った音響設備、演奏者と観客の息づかいを感じるカメラワーク等、劇場ならではの没入感のおかげで、本物のライブに勝るとも劣らぬ臨場感を味わえました。自宅のテレビでは、この10分の1の感動も得られなかったと思います。
主演は今やドラマに引っ張りだこの山田裕貴くんで、聞いた瞬間に彼とわかる声でした。彼の声質はCVには向かないと思っていたのですが、なかなかどうして宮本大にうまくハマっていました。雪祈は間宮祥太朗くん、玉田は岡山天音くんがそれぞれ務め、こちらもなかなかの好演。声の演技はプロの声優に任せるべきだと常々思っていますが、これだけの演技をされるのであれば、このキャスティングを認めざるを得ません。
『坂道のアポロン』と比較してみたい
自分は音楽は聞きますが、ジャズは全く解りません。所持してるiPhoneには約650曲のアニソンが‥‥w(ソレ以外の曲は入っていません)。そんな自分なので、実は本作品の音楽の描写については何とも言えません。
よってこの作品は、原作ファン、ジャズファン、最低でも音楽をこよなく愛し、多少楽器も弾ける方ならワリと楽しめるかと思います。映画館の音響で聞くソレは心地よく響くモノがあるでしょう(音自慢の箱なら尚更)。一方で音楽には殆ど興味がなくアニソンすら聞かない方はどうかな?と(そんな人最初から観ないw)。
ですが、アニヲタの目から見るとチョッと微妙かと思われます。
動画のCGが劇場版としては稚拙で手描きキャラと相似しておらず、魅力に欠けた事。加えて楽器の質感が弱く、シーンによっては木管の様にも見えてしまう一方で、ピアノやドラムが部分的に生映像?と見紛う箇所が散見されます。この辺は、京都アニメーションという一流処の手による『響け!ユーフォニアム』なる作品を観てしまってるが故に、どうしても評価が低くなります。
また、演奏の力強さ・音の迫力・カッコ良さを表現する『演出描写』のギミックが、あまりスムーズではなく好みではありませんでした。総じて、動画のクオリティがあまり高くなかった事が残念です。中の人は及第点ですが‥‥
ストーリーはどうでしょう? 実はコレもかなり駆け足のせいか淡泊、ご都合気味でありふれたネタにしか映りませんでした。主人公の大や雪祈が冒頭から凄腕なのは、深夜アニメで見飽きた『俺TUEEE』の流派にも似たテイスト。雪祈や俊二はまだ多少の紆余曲折の描写がありましたが、大は最初から最後まで挫折知らずの真っ直ぐなド天才。若干面白みに欠け、キャラ付けに他に何かネタが欲しかったです。
個人的には『澪』や『ぼっちチャン』の方が、ウザいけどアニメらしい質感を感じましたw
そんな訳で『観覧客を選ぶ作品』である事は間違いありません。原作ファンは勿論、ジャズ好き・音楽好きはマスト。ビジュアルやストーリーなどクオリティにイササカ事欠く内容でも『耳』で楽しめる事ができる人でないと、満足感は得られないのではと。
本作品は、その位の熱量をお持ちの貴兄には楽しめるかと思われます。ガンダムパイロットの『イオ・フレミング』みたいな?w
余談ですが、同じジャズを扱った『坂道のアポロン』と云う作品があり、コチラは地元作品なのにチャンと観ていないので、本作品を期に俄然興味が出た次第です。相乗効果ですね〜。
絵が音に負けていた
原作が大好きだから歯痒い、もっと"玉田"しろよ!鳥肌立つようなものを期待していたけど鳥肌は立たなかった…けど音楽は鳥肌モノ!! ジャズは勝ち負けじゃないけどジャズで勝つソー・ブルー
"神作画"とか言われる時代に古き良き日本の手描きアニメって感じで、それはそれで全然良かったのだけど、ライブシーンになると途端にイベントムービーでも始まったように作品から浮きまくり、髪もヅラみたいに浮きまくりな質感のっぺりヌルっとCG3Dが足を引っ張りまくりで、ずっと気になった。小手先のテクニック(=技術)じゃなく、もっと線ブレブレでもいいから頑張って手描きで突っ走って、確かな熱量と生命力を感じるようなライブシーンが個人的に見たかった。そこでせっかくの"音"のダイナミックさを活かした映画館ならではのライブ感が台無しになっている部分があった。
映像的な演出が各話ごとに満載で素晴らしい原作コミックから、内容自体がいいのは分かりきっていることで、本作をわざわざ映画化する上で製作サイドが目指したことも、それ以上だと思う。その点において主要3人のボイスキャスト声優陣は良かった。キャストとキャラクターが重なるシンクロしているようで、このキャスティングが成功しているのを感じた。本作の映画化にあたって何より心配だったのは、"あの素晴らしい濃厚さをどうやって2時間にまとめるのか?"ということだったけど、そこは流石原作の担当編集者兼ストーリーディレクターNUMBER 8。原作を読んでいた泣いてしまった父親や兄のシーンなど地元パートを切り、東京に行くところから始める英断で、大体きれいにまとめていたと思う。けど流石に最後のあれは…絶対に重体じゃないだろ。何より上原ひろみさんのスゴさを遺憾なく感じる!!
ここからは余談。やっぱり"宮本"姓は強いな〜。本作の宮本大はもちろん、「宮本から君へ」の宮本や、リアルではエレカシの宮本浩次と。本来は玉田のような共感性高い、感情移入しやすいキャラクターを主人公にすべきである。だけど日本では本作やルフィのように、ひたすら真っ直ぐな主人公に惹かれてしまう気質がどうやらあるようだ。それはやっぱり日本人には無いものだからだろうか…?
青く燃えたぎるジャズの魂
CGアニメーションの動き(特に演奏シーン)が不自然で気持ち悪かったりしてガッカリしますし、それこそ『シン・エヴァ』や『すずめ』などに比べても映像の完成度は大きく見劣りします
ストーリーもトントン拍子に進んでいく感じは否めませんし、主要な登場人物以外の脇役たちも、それぞれ何かしら事情を抱えているようで興味深いところでしたが、さすがに2時間弱の上映時間では全て回収するのは無理
ま、余計なものを詰め込みすぎて収拾がつかなくなるよりはマシかもしれませんが……
そんな感じで不満な点もありますが、それらを補って余りあるほど、音楽が素晴らしい!
お茶の間等では決して味わえない、大音響ライブの臨場感を味わうためにも、ぜひ映画館での鑑賞をお薦めします
エンドロール有り!!!
LIVEでした‼︎
面白いが、自分の期待値が高すぎました。
立川譲監督目当てで観に行きました。
ジャズに興味がない人間の感想
全く事前情報を入れずに楽しみに観に行きました。
原作は面白いのかもしれないなぁと思いましたが、アニメ映画としては、最近出来の良いものが多いのでうーん…という感じでした。演奏部分のCGで冷めてしまったところもあります。沢辺が初めて出てくるシーン、くねくねかと思いました。ぬるぬる動くだけでリアルな動きとは思えないですし、診断メーカーの結果を見てるような…(分かりづらい表現ですみません)
2時間の映画なので人間ドラマも駆け足で感情移入する前にどんどん進んでいくので物足りなさを感じました。
音楽がメインと考えれば素晴らしい映画なのかもしれませんが、音楽の中でもジャズというジャンルに私は興味を持つことができませんでした。元々ジャズに興味はなく、この映画がきっかけで好きになれたらいいなと思っていたのですが…期待していただけに少し残念な映画でした。
死ぬほど気になる…
演奏シーンは最高 ただストーリーの演出が…
良かった点と悪い点がそれぞれあります。
良かった点は、演奏シーンに尽きます。
上原さんの作る楽曲、映画館にもよりますが生音に近い音の迫力、そして時に抽象画にまで達するような映像表現には目を見張るものがありました。音を視覚化してるとでもいいますでしょうか。
演奏シーンを見るだけでもお金を払う価値があります。
悪かった点は、ストーリーの演出です。
・テンポが早すぎる
2時間で1年近くの歳月を描くため、かなりテンポが早いです。時間短縮のためか、会話に間がなく、セリフは機械的で余韻がありません。名言たちもサラッと流されます。そのため登場人物に感情移入できず、行動が突拍子なく感じる瞬間が多かったです。
・CGが稚拙
CGの表情や服装などがツルツルしていて安っぽく見えます。演奏パートのCGも演奏再現とほど遠く、全て手描きで表現してくれれば…と感じました。大のズボンはダメージジーンズだったんでしょうか…?
・絵の使い回しが多い
経費削減のためか、一度出た絵が数回使い回されくどいなと感じました。最後の演奏で、アキコさん達の泣き顔が何度も出てくるので白けてしまった。これは雪祈の「過去の模倣から脱却する」というテーマを考えると、作品の自己批判にも繋がるのではと感じました。
原作ファンですが、思うところを書き連ねてみました。良い点、悪い点それぞれありますが基本的には動く大たちが見られて感動しました。演奏パートは圧巻でしたので、続編を期待しています。制作に携わられた皆様、ありがとうございました!
叫び…
音楽は良かった!
見事なまでのBLUE GIANT
ずっと待っていた作品。
原作が大好きで、あの紙面から圧が飛び出してくる感じをどう表現すのか楽しみでした。
仙台編をスッパリ。で、東京編から始まるのは正直寂しいけど綺麗でした。
それでも、少ないけど小さな過去エピソードを挟むなど、ちゃんと考えられてました。
出発のおにぎりなんて暗に「あそこのおにぎり」ですもんね。
キャラは原作を見事に表現してて声もぴったり。
中でもユキノリの再現度はすごく、声も芝居も頭の中にあったユキノリそのものでした。
構成も綺麗だったし、プレイも良かった。
でもセルルックCGを混ぜるのは個人的にあってなかったかなぁ。何というか我に返ってしまう感じなんですよね。
あともう一つ、音圧が少し欲しかったです。
ダイの音って、もっともっとデカイかなと。
そんな事を思ってましたが、後半からの音がまとまってきたプレイは見事。
どんどん物語からも目が離せなくなりました。
ピークとなるラストのステージはとんでも無く加速して、演出も素晴らしく心が震えるようでした。
アンコールなんて、本当涙なしでは観られなかったです。
それと原作では気付かなかったんですけど、最初に出会った時のユキノリと、ラストのステージのユキノリ。プレイスタイルが同じなんですよね。
すごい涙出ました。
いや、見事なまでのBLUE GIANTでした。
これはドイツ編も期待してしまいますね。
本当に面白かったです。
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