劇場公開日 2023年2月17日

「10代の3人がジャズを通して重なり、離れていくまでの刹那の輝き。 ...」BLUE GIANT ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.010代の3人がジャズを通して重なり、離れていくまでの刹那の輝き。 ...

2023年3月6日
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10代の3人がジャズを通して重なり、離れていくまでの刹那の輝き。

話に目新しさがあるわけでもない、後の不穏も予感があるので驚きがあるわけでもない、だけど分かっちゃいるのになぜか泣いてしまう。

すごいパワーを秘めた作品。

宮本の背景がわからないとか演奏のCG部分がどうだとか色々粗はあるものの、それぞれのパッションと雪折のそれまでのことなどが重なると
自然と涙が溢れてしまう。

玉田を陰ながら応援している老人にも色々持っていかれてしまった。

アニメ「坂道のアポロン」やチャゼルの「セッション」好きな人は好きかも。

以下余談

2/28「荻上チキsession」より。
音楽評論家、柳樂光隆さんによる石若駿解説。
石若さんはドラマー玉田役の演奏部分を担当(過去にはアニメ「坂道のアポロン」の川口役のドラム演奏も担当)最初は「下手」な設定だからわざと下手に叩かないといけなかったところ、(本人曰く)上原ひろみさんに「上手すぎる」と怒られたらしい。

ゆき