「鼻の奥がツンとして、そして涙が込み上げる」BLUE GIANT カメさんの映画レビュー(感想・評価)
鼻の奥がツンとして、そして涙が込み上げる
個人評価:4.2
ついにあの漫画から音が出る時が来た。
不安以上に期待して鑑賞。その期待は裏切られる事なく音と共に胸に刻まれる。
原作を読んだ時の、鼻の奥がツンとして、そして涙が込み上げるあの感覚。本作はその感動の技を確かに備えていた。
物語としては、大よりも雪祈と玉田に焦点を絞ったものになっており、それがとても映画的で良かった。
演奏もとてもカッコ良かったが、大の演奏よりも、上原ひろみの演奏に引き込まれてしまったのは意図的かな。
モーションキャプチャーの3DCGはこだわりの演出だったのだろうが、音を受け止める絵力は無く、手書きのシーンの方が音の熱量は伝わったのは残念。
しかしながらあの素晴らしい原作を見事に映像化していた。
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