劇場公開日 2022年4月19日

  • 予告編を見る

「ユニークな世界観」ミューン 月の守護者の伝説 杉本穂高さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ユニークな世界観

2022年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

フランスの3DCGアニメーションだけど一部手描きのパートもある。太陽と月がロープで括られていて、守護者によって管理されているというユニークな世界観に個性的なキャラクターデザインに王道の冒険活劇が展開される。主人公のミューンは気弱でライバルキャラのソホーンは、プライドの高い自信家、理知的な女の子のグリムは身体が蝋で出来ていて、昼は溶けてしまい夜は固まってしまうために、昼と夜の間でないと活動できない。どこか欠けている3人がそれぞれ力を合わせて、盗まれた太陽を取り戻す旅に出る。ソホーンみたいな奴は今では「有害な男らしさ」と言われてしまいがちなのだけど、彼のような強引さも時に必要である。要は何でも使いよう。使い時を間違えなければ有害どころか有効である。
美しいアニメーションが全編にわたって堪能できるし、子供も大人も楽しめるタイプの作品だ。手描きパートはひときわ美しい。

杉本穂高
2022年5月9日

激しく同意です!

JS2