「もっともらしいフィクション」デリシュ! odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
もっともらしいフィクション
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キャッチコピーに「世界初のレストラン開業の秘密、教えます」とありますが、調べてみると世界最古のレストランは、4~5世紀のオーストリア、ザルツブルクのシュティフツケラー・ザンクト・ペーターだそうだ(803年のカール大帝の宮廷に仕えた修道士アルクィンの詩に残る)。フランス最初のレストランは郊外ではなくパリだそうだ、もっともレストランができたのはフランス革命で貴族が没落し職を失った宮廷料理人の出現が寄与したというのは確からしい。したがって、この映画の殆どは創作なのでしょう、元伯爵夫人の復讐劇迄取り入れてサスペンスの香りも出しています。もっともらしいフィクションとしても知らないで観ていたので妙に納得して感心してしまいました。
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