ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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出来損ないのショーシャンク。
邦画らしい大仰な演技と訳の分からん脚本で、ずっと不愉快だった。取ってつけたように「希望」について宣って、ショーシャンクの偽物にしか見えない。戦争×死×犬を出せば感動すると思ったのか?
泣けなかった
私が生まれた1956年は、まだまだ戦争の爪痕が色濃く残っていたという。
高度成長期になり、いつの間にか両親の口から戦争のことについての話は聞こえなくなったが、おそらく戦後かなりの間、もしかしたら近年も、日本中にそんな話が語り継がれているだろう。
自分が戦争を経験していなくても、親から聞かされ、幼い頃植え付けられた恐怖や嫌悪のせいで、この映画を観たくらいでは、胸は痛みもしなかった。
しかし、今のロシアが犯している誤った侵略や中国・北朝鮮からの攻撃の恐怖を、自分は何もできないまま眺めるしかなく、武器を用意するために増税となる悲しい現実。
高度成長期に青春を過ごし、給料は今より高かったおかげで年金もそれなりに受取っている恵まれた自分たちが、これから日本を担う若者たちに夢や希望を与えるにはどうすれば良いのだろうか。
ただただ、もう二度と戦争を起こすことがないように、こうして映画やドラマで残すことは有意義な事だと思うので、真摯に撮影に臨んだ俳優陣や製作関係者には感謝します。
どんな状況でも決して忘れてはいけない気持ち
今では考えられない事が普通だった時代のよくある戦争の悲劇の映画かなと思って鑑賞しましたが違いました。
モデルになった山本さんの状況は番宣で知ってましたが映画の結末はまた違う展開で…
戦争は生活も環境も考え方も人間も悪い方に変えてしまう事で決して繰り返してはいけないと改めて痛感しました。
生きているだけでは死んでいるのと同じ、希望を持っていれば生きていける…
もう泣き過ぎてコンタクトが取れそうでした(笑)
ニノ君、桃李くん、桐谷くん、安田さんは期待通りの演技でほんとにこの映画の中で生きている人みたいでした。
そして中島健人君!
いい意味でもうアイドルのケンティーには見えません!
この人こんな演技もするんだ⁈とびっくりしました。
魅せてくれる俳優さんですね♪
この映画のキャストの中から誰か受賞する人が出るのでは?と私は勝手に思って思ってます。
平和な世の中で忘れかけていた当たり前の感情の大切さを思い出させてくれる作品です。
久しぶりに映画館で号泣しました(笑)
ロシアがますます嫌いになった!
ラーゲリ、所謂ロシア語で捕虜収容所の意味なのだが、同じ捕虜収容所でもアメリカなど連合国の捕虜収容所に比べても遥かに劣悪で過酷な所であり、当時の中国共産党の捕虜収容所と比べてもソ連は劣悪な環境下で捕虜を扱っていた事がよく分かりました。
人を人と思わず単なる道具としか見ていない。簡単に射殺する。
そんな捕虜収容所での劣悪な環境をかなりの時間を割いて粒さに描いた本作品は素晴らしいと思います。人によっては観ていて気分が悪くなるかも知れない。
しかしそれを我慢して観続ければ、後半は涙を流さずにはいられなくなる。私も後半は涙が止まらなかった。感動の作品です。
今でこそ旧ソビエト連邦から名前をロシアに変更したが、プーチンなど為政者の下に支配されたロシアはあまり変わっていないような気がする。
今でもウクライナで暴虐無人な行為を行い、収容所も相変わらず劣悪な環境下に押し込めて収容しているのではなかろうかと思ってしまう。この映画を観てロシアがますます嫌いなったのが正直な気持ちです。
序盤から中盤、正直苦しい場面が続き、少し展開も見えて退屈に感じたと...
序盤から中盤、正直苦しい場面が続き、少し展開も見えて退屈に感じたところもあったが、最後に向けての構成、演出は素晴らしく、良作でした。一番最後の現在のシーンを入れたのは本当に素晴らしい。記憶が人々を繋げていくという大切なテーマを終始見せてくれた。
「人の役に立つ」人になる大切さ
常に前向きな山本でも戦争は怖いと言っています。異国の収容所という地で生き抜くだけでも難しい。ソ連の監視や上官も国の方針に従っており、決して誰が悪で誰が正しいはない。家族を含む多くの人を巻き込む戦争の残酷さと他国の友好関係の大切さを再認識できる映画でした。ぜひ他国でも上映し、より一人でも多くの方に見ていただきたい作品です。息抜きや希望の大切さ、山本の人格が大変学びになる作品でした。極地シベリアでも笑顔になれるのは、趣味な息抜きと希望でした。笑顔は冷静になることができ、今まで制限されたことも交渉できたり、制限する範囲が狭くなっていき、更なる希望を作り出しています。
山本の人格は誰も見捨てずに人を助けるが、人にあまり頼らない性格です。最初はあまり好かれなかった山本ですが、この性格により段々とラーゲリーの中心になりました。また、欲望がなく、真に成功する方はこういう方なんだなと改めて再認識することができました。
脳内にある思いは誰にも壊されることはなく、自分で壊すことしかできません。しかし、修復することはできます。シベリアでの収容は最初真っ暗でしたが、山本の行動により、大切な思いと希望を一人一人が思い出すことができました。
変わりに山本の思いを伝えることができたのは山本の今までの努力でしかありません。
どんな場所でも誰に対しても愛を込めれる人になりたいですね。
俳優陣が素晴らしい
劇場で見る映画は俳優で決めることが多いですが、この映画はど真ん中です。
なので、正直物語よりも俳優陣を見たいという気持ちもあるので、ストーリーの中の「あれ?そこ背景弱くない?」と思うところはあるものの、終始満足でした。
泣く映画とわかっていたので、しっかりしたハンカチを持って行きましたが、涙と鼻水でしっかり濡れました。
戦争、家族、友情が全て詰まってますから。
こんなに劇場内からすすり泣く声を聞く映画は初めてだったかも。
それにしても、二宮和也という俳優はすごい。
わかっていましたし、私はジャニオタ寄りなので過大評価は自覚していますが、それを差し引いてもスゴイです。
脇を固める俳優陣も素晴らしく、特に道産子の私には安田顕さんのお名前がエンディングクレジットの最後に名を連ねていたのをみて痺れました。
私も含めて戦争を知らない世代の方が多い時代の中で、こういった戦争の後遺症というか、事実を伝える作品は貴重だと思います。
素晴らしき
本当に素敵な人なんだろうな、山本さん。恵まれた時代に産まれた自分はもっとちゃんと生きなきゃな。恵まれてるからこそ難しいのかもしれないけど。幸せってなんでしょうね。
素晴らしいキャスト陣でした。ニノ、北川景子、安田顕、松坂桃李etcさすがです。北川景子キレイでちょっとおっちょこちょいっぽいとこも出しつつ、感情的に泣きつつ、でもあったかくて強くて、とても素敵でした。
生きる希望を捨てなかった山本さんに感動。
『ラーゲリより愛を込めて』鑑賞。
*主演*
二宮和也
*感想*
シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人捕虜の山本幡男さんとその仲間達の実話。
過酷な労働を強いられても、山本幡男さんは生きる希望を捨てなかった。たとえ小さな希望であっても絶対に捨てず、愛する家族が待っている日本に帰ることだけを信じていた。
捕虜の仲間達は最初は、生きる希望を飽きらめていたが、山本さんの強い信念に次第に心が動かされていく。
キャスト陣が豪華で、二宮和也さん、北川景子さん、松坂桃李さん、桐谷健太さん、中島健人さん、安田顕さんが物凄く良かった。皆さん演技が抜群に良かった!
あんな酷い仕打ちを受けていたとは、、腹立ちます!
冒頭から泣きそうになって、途中は何度も何度も泣きそうになりまして、終盤は、我慢しきれなくなり、ダムのように号泣してしまいました。。おかげでマスクがびしょびしょだ!
めちゃめちゃ良かったですし、とても感動しました。生きる希望を捨てなかった山本さんに感動しましたし、その仲間達との絆も描かれていたし、終盤は涙腺崩壊、大号泣。劇場の中は、すすり泣きしてました。。
ツラい映画でしたが、本当に素晴らしい映画でした!
映画を越えて、もはや教材
後半、もう涙が長い時間ずっと止まらず。映画館全体がすすり泣き状態でした。
なんとなくはこういうストーリーで、終わり方も概ね予想できていたものの、ああいうかたちで泣かせてくれるとは・・・というラスト。
国語辞典によると、”道義”とは、人のふみ行うべき正しい道、とのこと。そして、ラーゲリでなんとなく分かったという、”人が生きる意味”については、なんとなく想像はできたものの劇中では明確に語られることはなかった。1人1人が考えていかないといけない、ということだろう。
友情、家族愛、親への感謝、戦争の悲惨さ、歴史認識、日本という国、道義、人としてどう生きるべきか・・・。これは映画を越えて、もはや教材です。
日々に感謝
予想外の展開にショックでしたが、これが現実だったのだろうと...
いや、映画以上に現実はもっと悲惨だったのだろう...
戦争の重みを改めて感じました
平和に生きれる毎日、日本に感謝です
世界から戦争がなくなってほしい
エンディングで、またいろいろと思い出し最後まで泣けました
映画館という環境で集中して観るのがおすすめ
世界中の人に観てもらいたい
今日、少々凹むことがありました。
でも、この映画を観て、全て吹っ切れました。
山本さんのように、100%前向きには生きられませんが、一つ一つ希望を持って毎日を過ごそうと思いましたし、道義を大切にしようと思いました。
人はなぜ生きるのか?
山本さんのノートが気になりますが、映画のメッセージは自分で考えて!ってことなんだと思います。
涙堪えられなかったですが、みんな泣いてたので、気にせず泣きました笑笑
また、改めて日本人って素晴らしい民族だなぁと思いました。
あんな日本人になりたいです。
これが実話とは驚くばかりだ
『シベリア抑留』の言葉だけは知っていても、その過酷さは微塵も理解しないで生きてきた。
どんな状況下でも希望を失わず、まわりの日本人捕虜たちにも希望を与え続けてきた山本さんと、その遺書を届けに来る4人の仲間。多少の脚色はあるだろうが、これが実話とは驚くばかりだ。
館内のあちらこちら聴こえる鼻水を啜る音。そうでしょうとも、私もマスクの中はグチャグチャでしたから。
それにしても二宮くんは、いい役者さんだとつくづく思う。
文句無しのキャスティングだが、唯一気になるのは美しすぎる北川景子。演技自体は悪くはないが、あの時代に子供を育てながら、夫の帰還を何年も待つ妻は、もう少し見た目が地味な女優さんの方が、よりしっくりするかと。
あくまで、個人の感想です。
涙が出て止まらない
単なる戦争反対映画ではないとのレビューを見て鑑賞した
これが実話を元にした?涙が止まりません、こんな人がいたのだとそしてそれが他人をも包み込んでしまう愛で溢れていたのかと、シベリア抑留は義父がいた満州には両親が若い頃に居た、そんな戦争映画は見たくもなかった、でもそんな過酷で人が憎しみあう戦乱の世の中でこんな愛の物語があったのか、他人をこんなにも思いやり自分を犠牲にできるものなのか、そして信じ続けられるものなのかと深く感動した
二宮の演技も素晴らしいが北川景子がとても良かった
結婚式で始まり、結婚式で終わる
「戦争って酷いもんだな」という山本旗男の言葉が象徴するように、反戦色の強い作品だった。未だロシアの蛮行は終わることを知らず、現代の状況をも重ねて見た人も多いことだろう。ソ連時代だからと言って今と変わることなく、大国主義と共産主義の名を借りたスターリンのファシズムだったと思う。
山本旗男が託した未来が今。平和憲法で戦争をしないと記されているのに、敵基地攻撃云々の議論がされ、大増税を考えている政府与党。色々考えさせられます。周囲の人の中にも、北朝鮮をミサイル攻撃すればいいと過激な意見を述べる者も・・・
社会派作品中心の瀬々監督。ただ、社会派要素よりも戦争や捕虜生活の悲劇による号泣要素の方が強かったかな~と感じました。えぇ、しっかり涙腺波状攻撃にやられちゃいましたよ。しかも劇場の観客は俺一人。周りを気にすることなく号泣、嗚咽、鼻水状態。観る前は茶化そうと思ってたんですよ・・・ラーゲだったらやらしいな・・・とか。
二宮和也の演技はもちろん良かったのですが、最もやられたのは北川景子の演技。庭に突っ伏す姿に泣けないはずがない。そして、脇を固める助演男優たち。松坂桃李や桐谷健太はもちろん、安田顕の変わり方が最高。そしてもちろん、犬のクロの演技力。
ロシア語が出来るだけで有利になるかと思えば、スパイ容疑だとか・・・50万人以上もシベリア抑留されているので様々な話があるのだろうけど、日本人として、平和を愛する者として忘れてはならない史実ですね。ちなみに俺は記憶力が弱いので、遺書を暗記することはできないと思います。調べてみると、93年にテレビドラマとして放映された際には山本旗男役が寺尾聰だったという。「Oh My Darling Clementine」も歌われたのだろうか?
どうも作りもの感が。
美談で素晴らしい話だし、
あまり好きではない二宮さん含め役者は好演してるんだけど、
演出が仰々しいというか、わざとらしく感じて、、
それと北川景子さんはどんなに貧しくて苦労してても、お顔が輝いて美し過ぎるし、二宮さんも死の間際でもお肌がツヤツヤだった。
現実にシベリア抑留は相当に厳しく辛い事実だからこそ、
白々しく感じてしまって全く泣けなかった。
思った以上に重く切なく涙する作品〜劇場で観て良かったです!
TOHOシネマズデー『ラーゲリより愛を込めて』
演技派の俳優さんが次から次へと泣きの演技で魅せる予告
原作は読んでませんが「収容所から来た遺書」って題名で結末は読めました。
松坂桃李さん演じる松田目線での語り・・・
役名が役名だけに自身の名前が何度も呼ばれてるようで劇中に入り込んだ感覚でした。
孤狼の血 Level 2の後の撮影だったのか、顔つきも肉体も役作り完璧でした。
二宮くん演じる山本の優しさ強い信念に徐々に階級なども超越して各々の帰国への思いが伝わってきます。
そんな矢先に山本は病に・・・・
ここからのやり取りが物語を深く重く切なくエンディングへ
山本の病んでやつれていく姿は直視出来ないくらい辛い描写、、、二宮くん凄いです。
予告でちょっと演出過多じゃないと思った安田さんと桐谷さんも追い込んだ演技されてたんですね。
健気な妻を演じる北川景子さんも良かったし、足の悪い青年を演じた中島健人くんの好演も光ります。
子犬の頃から収容所に住み着く野犬クロの忠犬ぶりにも涙。。。
帰国時のシーンは、南極物語のオマージュのようでした。
いやぁ〜戦後10年近く理不尽に捕虜として生きるって考えたくもない史実ですね。
観て良かったです〜年明けの賞レースノミネートは確実だと思います。
「希望」を胸に
戦争後もこんなことがあったのかと知らさせる映画でノンフィクションということを忘れるくらい壮絶で残酷でそれでいて感動する話だった。この話がたった100年前だということも驚いた。
誰かが誰かを思って生きる。ソ連軍に捕まり、ラーゲリという収容所に連れて行かれて罪人みたいな扱いを受けるのにみんな、母のためや妻のため、家族のために生きることを諦めないことにすごく感動させられた。
水浴びや野球などで大人たちが子供みたいにはしゃいでるのを見てすごく複雑な気持ちになった。戦争中も戦争後も楽しみなんて少なかったんだろうなとか考えてしまった。
終盤の手紙の内容、伝え方、伝えられた人の反応すべてに感動した。
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