ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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今生きているのに感謝のメッセージがある。
見応えは、主人公の山本が旧ソ連軍に捕まり収容所で隔離されてしまうが、苦しんでる仲間を助けたり仲間を庇う勇気さは、観ているだけで勇敢さや誠実さ優しさなどがとても心から尊敬しました。
中盤では、ダモイと帰国出来ると大喜びの場面がありましたが、帰れたのは少しだけで山本やその他の日本兵は、帰れずに別の収容所に送られたのは、ショックを隠しきれなかったです。
それから山本は、過酷な日々でも仲間達と励まし合ったり、自分の保身のために売った上司の心を許して野球をみんなの枠に入れて参加させたり生きる希望を失わない努力を観て共感しました。
終盤には、山本は病で倒れ帰国が叶わない状況でも諦めずに遺書を書いて家族に届けるために奮闘したけど、病には、勝てずに亡くなってしまったのは、とても無念だったと思います。山本の代わりに遺書を届けるために4人で捜査を掻い潜るために頭の中で遺書のメッセージを覚えるシーンは、グッと来ました。
日ソ国交回復で日本に帰る場面の時にみんなを励ました犬クロがみんなと日本に帰るために冷たい水も掻い潜るその執念は、とても感動しました。
最後の遺書のメッセージが届いた場面で山本と妻のお別れのシーンでは、現実は、決して100%ハッピーエンドになることは無いけれど違う形での終わらせ方を実現出来た時は、現実味を実感しました。
ラストにこれで締めくくろうと思います。今生きているのも過去の人達が頑張って日本を復興させたからこそ実現出来たことに感謝しています。
想いの帰国(ダモイ)
通常スクリーンで鑑賞。
原作(収容所(ラーゲリ)から来た遺書)は未読。
シベリア抑留は日本人ならば決して忘れてはならない歴史であり、若者に訴求し易いキャストや主題歌アーティストを起用してそれを描いた本作の意義はとても大きいと思いました。
ラーゲリでは多くの方が命を落としました。自身が祖国に戻ることは叶わなかったけれど、想いだけは帰国(ダモイ)していたんだな、と…。その想いが未来に繋がり、今を生きる私たちに命の大切さや人として生きることの意味を問い掛け続けているのだと思うと、自然と涙がこぼれました。
[余談]
山本が家族ひとりひとり(子供たちはまとめて)に宛てた遺書を、ラーゲリで山本に影響を受けた者たちが監視の目を盗んで記憶し帰国する展開は、遺書を届けたことでその者たちも同時に救われると云う構成になっていて感動的だったものの、涙の押し売りをされている気がして少々シラケました。
※修正(2024/03/02)
歴史を学ぶきっかけとしては○
原作は読んではいないが、シベリア抑留については山崎豊子氏の不毛地帯を読んでいたり、満州の地に自分の足で訪ねたことがある。
物語冒頭はあっさりしていたが尺の問題もあるし、あれくらいシンプルで良かったと思います。
それから話が少し中弛みするような進行の仕方は映画そのものとしてはやや不満。リアリティも薄いため、シベリア抑留について幾分かでも勉強したことがある人からしたら場合によっては安っぽく見えてし待ったかも知れない。
ただ、ストーリー自体は王道なので、泣ける方はすごく泣ける作品だったと思いました。
なので観る時の入り方で評価は割れるのだと感じました。
やはり画的には実際今まで触れて学んだ歴史の方が気分が悪くなるほどの描写が多かったが、ライトな描かれ方をしている分間口が広がるという点では評価できる。
今現在もロシアは戦争を続けているし、これを観て歴史や戦争について考えるきっかけにはなると思いました。
事実この映画の主人公である山本幡男氏という人物がいたと言うことを改めて知れて、自分自身も原作を読もうという動機につながりました。
毎年繰り返しみたくなりました。
人と人との繋がりがいかに重要かを学べました。誰かが誰かを支え、支えている人も支えられていて。生き続ける気力も体力も残らないような過酷で非情な環境でも、人は繋がることで生きていける。人生経験の分だけ泣ける要素があって、年配の方ほど、また、お一人様男性程泣いているのが印象的です。
希望を忘れず、人間として生きる
全体的良かったです。
ほとんど涙していました。
山本さんの遺書を届けるのに、母を亡くした松田さんが母への遺書を、奥様を亡くした相沢さんが奥さんへの遺書を、そして山本さんに息子のように文字の書き方やいろいろなことを教えてもらったしんちゃんが、教えてもらった文字でお子さんたちに遺書を届ける所にグッときました。
ケンティのしんちゃん、良かったです。
奥さんとのはぐれ方(あんな動けそうな状態じゃ置いて行けない…)とか、ソ連に賛同し原さんや相沢さんに暴力を振るっていた人たちの行方とか、演者さんの着ているものがキレイで歯が真っ白だったこととか、気になることはチラホラありました。
でもそれよりも希望を忘れずに人間として生きること、そしてそれを周囲に伝播する山本さんの立派な生き様に涙しました。
良い映画でした。
若者に見てほしい
祖父がシベリア抑留体験者(4年で帰れたらしい)
てこともあり、見てきました。
非常によかったです。
そりゃ泣くわという場面多数。
セリフ、役者の演技が刺さるのです。
都合4回泣いてしまいました。
桐谷健太、安田顕、北川景子、、松坂桃李、
上手でした。
何か賞をあげたいです。
健康に幸福で生きること。
命をつなぐこと。とても大事です。
劇場には十代、二十代の若者もちらほら。
ぜひ若い世代にも見てほしいです。
余談。
明らかなカツラ、犬演出、冒頭の別れの無理矢理感、
が少し引っかかりました。
追加、クロの話は実話だとか。マジか!
ファミリー映画の家族愛がつまった良い映画です。 戦争ものとしては、...
ファミリー映画の家族愛がつまった良い映画です。
戦争ものとしては、どうだろうか、ちょっとファンタジーというか甘いと感じてしまい、泣けませんでした。でも人間の愛のつまった優しい良い映画です、構成やカメラなども概ね良いかと思います。
私の祖母の兄がシベリアに抑留されて帰りませんでした。ところが死亡者名簿には載っておらず、ずっと祖母の兄弟達と、祖母の兄の奥さんは不思議に思っていたそうです。
後に現地で一緒だった人の話で分かったのですが、収容所で同じ日本人からいじめられ、食事を盗られていたそうです、立ち向かうにしても体格や力の差もあり難しかったようで、最後は弱って亡くなったそうです(死因としては栄養失調とか病気なんでしょうけど)。最後に泥水をすくって飲ませてあげた、と生きて帰った人が話してくれたそうです。きれいな水も無い環境だったのでしょうね。
死亡者名簿に載らなかった理由は、日本の恥(戦争が原因ではなく同じ国民の間で起こった事件が原因)なので、関わった人が死亡者名簿に載せないと決めたのではないか、とのことでした。
20年以上前に奥さんと娘さん会う機会があったのですが、どちらも優しい雰囲気の人でした。旦那さんが亡くなった後は、奥さんの実家の東京へ戻ったそうです。
祖母の兄は人格者で優しい人だったそうで、戦地から戻ったら町長になることが町で決まっていたそうですが、戻ることはありませんでした。
祖母が生きていたときに、「戦争のおかげで何でも食べれるようになった」とよく言われました、「好き嫌いは良くない」との意味だと思います。小学生だった私は今は戦時中じゃないから嫌いなものは食べなくても良いのに、と心の中でよく思いました。
この映画を見て、(好き嫌いをしてもいい)食べれる状況というのは本当にありがたいことなんだな、と改めて思いました。平和な生活のありがたみを改めて感じました。
戦争は本当に嫌ですね。国家の命令で戦争に参加して戦犯にされても困ります。
亡くなった祖父は戦地で人を殺したことをとても後悔していて、自分への戒めのために当時の勲章や賞状(より数をこなした人が賞状などをもらえます)を飾っていました。私に「おじいちゃんも被害者なんだ」と言ったことがあり、それも忘れられません。
国家の命令って何でしょう。
その時代の集団心理なんでしょうか。
選挙はよく考えて投票しないとな~、とか、いろいろ考えてしまいました。
シベリア抑留にしては地獄が足りないと思った
人生のベースが幸せな人が描いた地獄、絶望したことがない人が描いた希望、という印象を受けました。
登場人物の事実認識が歪むこともなく、モブ以外は意志と理性で希望を保ててるように見えました。
さらに人がバタバタ死ぬ状況において生きる希望を失う出来事にあっても絶叫する余力があり、それらを耐え忍ぶ登場人物が口にする人生観はどこかで聞いたことある内容。一言でいうとこんなもんじゃなくね?と感じました。
肩透かし感は感じましたし、史実をベースにしてる事を踏まえると地獄を矮小化してるとまで感じました。映画にそこまで求める?と問われればそれまでですが。
涙腺崩壊😢
朝イチから涙腺崩壊でした。
嵐ファン、ニノファンではありませんが予告を見て観に行きました。
山本さん(ニノ)が良い人で回りの荒くれた人達がどんどん笑顔になり
人間性を取り戻してく細かい繊細な描写、演技引き込まれ、涙、涙💧ハンカチビシャビシャ、鼻水啜りながら観てました。嗚咽出そうでしたが堪えました。北川景子さんの芯の強い母親ひたむきに家庭を守ってる姿にも泣けました。最後4名が遺言を暗記って命懸けの使命にも深く感動し涙、涙でした。環境てきには過酷な撮影だったでしょうね。
実際は戦後10年、たくさんの人々が命を絶たれてしまい、かわいそうすぎます。想いを伝えられないまま、ひどい話し。
戦争は絶対、起こしてはならないし子供たちの未来をつぶしてはならない、誰も幸せにはならない戦争なんてしてはいけない。
ラブアンドピース、もう戦争は終わりにしてほしい。
世界平和を願います。
国の領土拡大より世界平和を!
映画観てあらためて思った。
追加の一言
ケンティーさん、川でのシーン
セクシーサンキューでした😆
笑顔にキュン😍
とても泣きました
まず映画を見てこれが実話だと言うことに
胸を痛めました。
ですが山本幡男さんの希望を捨てないで生きるんだという山本さんの信念が素晴らしいと思いました。
私も希望を持って生きようと思いました。
私にとってこの映画は勇気をくれた作品です。
誰かに背中を押して欲しいと思っている方には
是非見てほしい作品だなと思います。
(個人的な感想ですが所々痛々しい場面があり
見ているのが辛かったです)
クロのエピソードは全て史実なのはやばい
これは1989年の原作を知らない人にこそ、刺さるんじゃないでしょうか。
確かに「山本幡男さん」は生きていてその収容所にいて、どんなにエグい扱いを受けても人としての尊厳やどう生きたいのか、希望を捨てないよう勇気を与え続けて、思いやりを持って存在していた。
でも、あくまでそれは客観的に収容所の捕虜仲間たちから見た「山本幡男さん」であり、彼の頭の中ではどうだったのだろう。劇中で「頭の中は自由です」と彼が語っていたように。
病床の場面で「絶望しないわけがないじゃないか」と絞り出すように伝えた、あの気持ちをずっと見せないようにして仲間に「希望を捨てるな」と伝え続けてきたんじゃないだろうか。
それでも、収容所で見た彼は人間らしく生きることの大切さや帰国することを諦めようとする姿は見せなかった。
そういう彼を語るために大切な客観性が重要な演技というのは、二宮和也さんの演技にピタッとハマっていて、自分も話が進行するにつれて捕虜の中で自然と増えていく「山本幡男さんファン」の1人になって見ていた。
ラーゲリから届く「愛」なんですけど、松坂桃李さん演じる松田くんのところではもう劇場内から啜り泣く声があちこちで上がるくらい、号泣。
クロのエピソードは完全に史実通りっていうのも含めてこの映画やばかった。
自分の人間性や人望について、改めて考えさせられる映画でした。
見て損はないと思うけど、デート向きではないかもな…
泣かせの一発に見事成功。巧い。
支持。
凡庸な泣かせ未満を手堅く重ねてからの一発に見事成功。
ベタな泣かせも未だやりようアリと知らされたのが嬉しい。
脚本演出の巧さ。
桃李他演者陣、特に安田顕の声が良い。
パルプフィクションの懐中時計、実話ならこうか。
おにいちゃんのハナビ、を再見したい。
日本中が泣いた…
というコピーが合うんじゃないかくらいの涙腺崩壊映画でした。映画館で、あんなに泣いたのは久しぶりかもしれません。
極悪非道なソ連の地獄のラーゲリ収容所で、よく11年もの歳月を捕虜として、生き抜いてこられたなぁとあの三重苦(-40°の寒さ、飢え、重労働)にも関わらず、人の心を持って生きるなんて到底出来ないだろうし、また11年の間で絶望的になり死んだ方がマシだと思うこともあっただろうに、山本幡男さんは心を失った人に心を取り戻させて、皆に希望を与え続けた。
にも関わらず、最後家族に会えずに亡くなってしまうなんて、もう涙なしには観られませんでした。
私は今まで、ソ連(ロシア)と北方領土が返還されるまで、国交断絶でもよかったんじゃないかとずっと思っていました。ですが、国交を回復したことによって多くの命が救われていたことを知りました。そのことを知ることが出来たことに、この映画に携わった方々全ての人に感謝したい‼︎
また、最後のエンドロールのMrs.Green appleの曲が映画にとても合っていて、もう号泣でした。
本当にありがとう…この映画を制作してくださって、ずっと心に残っています。
生きてる幸せ
2月1日、小さなスクリーンで見ましたがほぼ満席でした。
終盤は涙が止まらず、館内から涙をすする音がいたるところから聞こえてきました。
人はなんのために生きているのか、幸せとは何かを考えさせられる作品で、モジミと自分の妻を重ねながら見ていました。
自分が今幸せに生きていられるのは、凄惨な戦争の時代を生きた先人達が築いた今があるからこそだと、改めて思いました。
戦後、ソ連が日本に対して何をしたのか。
そこにいた一人一人にダモイ(帰国)を願う理由があり、虚しくもダモイが叶うことなくシベリアの大地に伏した日本人が何万人もいることを、この作品を見てたくさんの人に知ってほしいです。
俳優としての二宮和也の演技も素晴らしく、その他の俳優も役柄とマッチしていました。
空襲や銃撃戦のシーンとかはちょっと安っぽいなと感じました。また、最後の結婚式のシーンもあまり必要性を感じなかったです。
映画鑑賞を楽しめる有り難さ
ラーゲリの収容生活の過酷さを映像にして、リアルに味わいました。
極寒の辛さ、わずかな食事、身を粉にしての労働、罰として虫だらけの部屋に入れられる、、、など11年もの間、耐え抜かれた現実を突きつけられました。
ソ連の共産主義の姿も垣間見えて、支配される人たちの姿に、人間の恐ろしさを痛感させられました。
日本の兵士たちには、伝統的な上下関係が厳しく根付いていたのも時代を感じました。
そんな中でも道義を大切に仲間を思いやる山本の姿に、どんな状況でも忘れてはいけないことを教えられました。
戦争映画だけでなく、生きるうえでの希望や人への道義の大切さを感じました。
良かった。
映画館でポスター飾ってて観たいと思ってたけど号泣とまでは行かなかったけど何度かウルッときました。
レビューが泣ける泣けるばかりでめちゃめちゃ期待し過ぎたせいか『あれ??』となりました。
でも、凄く良かったです。
出演者皆さんの演技がとても素晴らしく最後まで観れました。
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