ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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人の想いは誰にも消せない
我が家の歴史と重なるところがあり、他人事には思えない映画でした。
山本さんを演じた二宮和也さんはじめ、俳優陣1人ひとりの演技が熱くて瞬きもできないくらい引き込まれました。
キャスト1人ひとりの魅力を引き出せるのは瀬々監督の技量ですね。
松坂桃李さん、桐谷健太さん、安田顕さん、北川景子さんはもちろんですが…中島健人さんの存在が忘れられません。
凍てつくソ連のラーゲリでの過酷な強制労働。
栄養失調、病気、いつ帰国できるのか分からず疑心暗鬼に駆られる日々…そんな中で心をぽっかりと照らす小さな光のような存在。
ラブコメじゃない中島健人さんの活躍を今後はもっと観たい!という気持ちになりました。
俳優陣がとてもいいメンバーなので作品をより高めています。
ラストは号泣。
愛、友情、希望…人の想いは誰にも消せないと伝えてくれる映画。
戦後という意識が薄れていく昨今ですが、まだまだ戦争の後遺症は癒されていません。
戦いのない世界が1日も早く実現しますように…
愛は届く、いつまでも。
またまたまた、試写会にご招待頂きました!!本当に、ありがとうございます!今年、映画に愛されすぎ!
かなり良さげな予告。そして、二宮和也や北川景子、桐谷健太などの豪華キャスト。しかも、主題歌Mrs. GREEN APPLE。期待しない方がおかしいです。蓋を開けると、やはり素晴らしい作品でした。ぐぐぐ...これはずるいっ...。
欠点から述べますと、まずね、予告見せすぎ。
これねぇ、どうにかならないのかね。日本映画あるある過ぎる。次の展開が分かってしまうのは、すごく勿体ない。せめて、ラストシーン際だけは入れないでよ。どうやら予告は監督の指示範囲ではないらしい。業者に作ってもらうことが多く、そのせいでこんなことになってしまっているのかと。問題あり。
あと、これまたラストシーン際。
ちょっと間延びしてない?と思ったし、それ以上にラストの余計な2シーンが最悪で、一気に冷めた。あの2つのシーン無かったら、めちゃくちゃ気持ちよく終われてたのに。んだ、あれは。マジで激怒案件。役者も音楽も類を見ないほど最高だったのに、、、。許せない。てことで、マイナス1.0。
しかしながら、全体的には非常に質が高いです。
スムーズに話が進んでいきますし、ストーリー自体もすごく骨太でとても見応えがあります。「糸」「護られなかった者たちへ」「とんび」など、近年引っ張りだこで数多くの作品を手懸けてきた瀬々監督ですが、個人的にはココ最近で本作がベストかと。上品で丁寧で、演出も本当によく出来ていました。
ここまでの良作に仕上がったのは、紛れもなく豪華キャストのおかげ。言わずと知れた、ジャニーズ屈指の演技派俳優・二宮和也。今回もやってくれました。歴代主演作、ベストの演技力を発揮。演技で度肝を抜かされた稀有な体験。もう、凄いとしか言いようがない。北川景子、桐谷健太、そしてケスケンの涙ながらの芝居には心打たれるどころか、全身ノックアウト。これはずるい。あまりにもずるい。ここまでして、泣けないわけが無い。
物語に難しさは一切なく、この一連の出来事についてあまり知識がない私にとっても、重くて深いメッセージ性がありながら、見やすくて内容がスっと頭に入ってくる、そんな上質な作品です。瀬々監督は、ストーリーの基礎作りがお上手。基盤がしっかりしているから安定しているし、身を任せて鑑賞することが出来ます。だから、涙腺が崩壊しやすいのです。身を任せていると、涙の波に溺れちゃう。目に涙が溜まっている状態でのMrs. GREEN APPLEは、これまたずるい。やられました。
心に留めたいシーンや名言の数々、そして今まで知らなかった日本兵の真実。何より、生きること、愛することがこれほどまでに余すことなく描けている作品は、中々見ることができません。是非、劇場でお目にかかってください。公開は12月9日です。
これは号泣必至です
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