ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
全509件中、221~240件目を表示
泣きました
危ない!
危うく映画館で見逃すところだった。
予告編が若干暗めに見えたので、映画館での観賞に二の足を踏んでいた。
BDで十分なんじゃないかなという思いもあった。
だが、年末年始の期待の大作は外れで観賞初めもしていない。
消去法で選んだのがこれだった。
年末年始の超優良作は間違いなくこれだった。
どれだけ泣いただろう。
最後尾の列、私しかいなくて良かった。
誰に気兼ねすることなく涙し、思い切りハンカチで拭くことができた。
その観点では公開から時間がたっていたことが奏功した。
内容については既に多くの方が書かれているだろうから簡単に。
家族愛や友情、平和といった陳腐な言葉には収まらない、多様な感情が交錯した。
意外に早く亡くなってしまったなと思ったが、それからが本番と言っても過言ではあるまい。
想定外で胸アツな展開に魂を揺さぶられた。
俳優陣も素晴らしかった。
誰一人違和感を感じさせられず、映画の世界観に没入できた。
特に中島健人は大健闘と感じた。
なんだかんだ言って、ジャニーズには逸材がいるね。
久々に邦画を堪能した。
ドラマに関してはTBSを見直した。
某フジとは大違い(蛇足だね)。
極寒での過酷さが足りない
実話を元にした今作
戦争捕虜として極寒のシベリアで過酷な年月を過ごした人達の実話なので、ストーリー的には当然泣けるのだが、泣かされながらも何故か白ける不思議な映画だった
演者の皆様の芝居はとても素晴らしかったです
主人公は二宮くんで、語り部は松坂桃李
脇を固める重要人物として安田顕と桐谷健太、中島健人
語り部である肝心な松坂桃李の人物描写が足りないせいか、途中から出番の増えてくる安田顕と桐谷健太の濃いキャラに語り部が食われてしまっていないだろうか
松坂桃李が卑怯者を脱却する大事な場面での説得力が不足して、気持ちが盛り上がりそびれたのが残念だ
そして何より極寒での過酷な環境の描写が足りなさすぎるせいで、色々もったいない事になっている
極寒の過酷な状況で苦しみ苛まれ、多くの人が精神を病むほどの荒んだ状況だったのではないか
そんな過酷な状況にも関わらず希望を捨てずに生きるからこそ主人公が輝く映画であるはずなのに、過酷さが足りないせいで輝きが鈍ってしまっている
捕虜が小綺麗で、寒そうにしてないのが何よりも気になってしまった
マイナス40度を超えないと作業は中止にならない、そんな説明台詞の中作業する人々
マイナス20度の手足も凍ってしまいそうな寒さの中で働いている過酷な状況を人が倒れだけの演出ってどうなの?
マイナス20度の野外で働いてる人達に全然見えなかったよ
リアリティ足りなさすぎません?
往年の名作「八甲田山」のリアリティさを知ってると、どうもね
二宮くんの芝居は素晴らしかったが、皆から慕われる人物である場面をもう少し入れて欲しかったな
それぞれのキャラクターの描写はしてるのだか、なんだか平面的で二宮くんとの関係性の深まりがいまひとつで残念だ
それぞれが遺書を持って家に来る大事なラストのパートで泣かされながらも、演出が気になって気持ちが白けていると言う摩訶不思議な状況
一番盛り上げてくれたのは犬のクロだったかも
夏に観た野田秀樹先生の舞台「Q」のエンディングパートにて、ロシアの収容所で精神が荒んで行く人々の見事な様とどうしても比較してしまってあれこれ上げてみましたが、きっと、とっても泣ける良作映画ですよ
若年層向けの戦争映画
実話を元にした辺見じゅんの小説が原作の物語。
CGやセットのチープさが目立っており、邦画が嫌煙されるひとつの要因がこの映画でも目の当たりになってしまった。
しかしながら俳優陣は豪華で、メインに二宮和也、助演に松坂桃李、中島健人といった女性ファンが多い人選としたのは大正解。
私が入った映画館では平日夕方に関わらず若年層の特にグループでの女性客が多く、戦争とは何かを考えるきっかけになる良い映画だったと思う。
各々演技力が高く、特に中島健人はジャニーズ人選と言わせないほどの実力を見せた。
脚本に多少なりともくどさはあったし俳優陣の演技力頼りだった部分もあり、他の名作戦争映画を観たことがある映画ファンにとっては物足りないところもあったが観に行ってよかったと思う。
タイトルなし(ネタバレ)
二宮和也の自然なやわらかい演技で、山本幡男さんが、どれほど素晴らしい人か、は、よく伝わりました。どうしてあんなに強く優しい人間になったのか、育った環境など分かれば、一層説得力があったように思います。
実話と知って見ると、ほんとうに目を覆いたくなるような収容所の暮らしで、このような現実が、戦争終結後、長く続いていたことを、遅ればせながら学ばせてもらいました。
山本さん以外、多くの人が心に深い闇を抱えていて、それぞれの苦悩や哀しみが伝わる素晴らしい役者さんたちでした。
捕虜がみんなで、いとしのクレメンタインを歌うシーン、ビルマの竪琴で日本兵が埴生の宿を歌うシーンを彷彿とさせました。これもオマージュの一種でしょうか。
直球で憶えておきたい事
好みじゃなかったので低めに評価してます
映画の冒頭に出ていたのは、多分モデルになった実話があるってことなのだと思うけれど、戦時中の記録みたいな実話系のお話自体は、嫌いではありません。
例えば戦艦長門が建造されてからビキニ環礁の水爆実験の標的艦として沈むまで、船の一生を伝記のようにして書いた『軍艦長門の生涯』ですとか、戦時中に駆逐艦雷の工藤艦長が、スラバヤ沖海戦の後、船を失って海上を漂っていたイギリスの軍人422名を救ったけれども、日本は敗戦国になったのでそのようなことは記録に残らず、本人も誰にも語らなかったというので、戦後イギリスの元軍人が訪ねてくるまで分からなかったというのを記者が取材した記録の『敵兵を救助せよ!』などというような、いく冊かの本を買って読みました。
ただ、そういうのはある程度長くても良いから時間をかけてじっくり読む話は嫌いではないのですが、映画に限っていうと、僕はそういう淡々としたものが好きではありません。
迫力も映像の美しさも求めていないし、無理矢理2時間か3時間の上映時間内に押し込める必要もない、そういう出来事に価値のあるお話は、映画よりもじっくり本で読みたいタイプで、映画の題材としては好みではないです。
戦後にシベリアに抑留された日本人のお話で、事前に映画の予告映像で主人公の山本さんの治療を要求して作業をボイコットするものが流れていたとおりに、山本さんは重い病気になるし、原作のタイトルにもあるとおりにラーゲリから遺書が届くお話で、感動する場面はありました。
ただ、全体としてマイナス20度以下にもなる寒さの中で過酷な労働を強いられる厳しい抑留生活を淡々と描いていて、その生活の中で山本さんの生き方や考え方がまわりの人に少しずつ影響を与えていくというもので、物語的に盛り上がる大きな事件とか、クライマックスの興奮はありません。
このようなタイプのお話が好きな人もいるかとは思いますが、僕は好みじゃなかったので、低めの評価を付けています。
楽しみを見出すとすれば、僕は通信講座で10年以上もロシア語の勉強をしているので、(勉強しているだけで会話の機会はないから聞き取りはからきしなんだけど)「ダモイと言ったら家を意味するдомの造格の格変化で、家へ帰るの意味もあるなぁ」とか、ダモイの列車が止められて、ロシア兵がпереводчик(ピェレヴォードチク)と言ったら山本さんが降りて行って名前を読み上げ始めた場面で「あ、переводчикは通訳の意味だ」とか、ロシア語の単語を追いかけているのが、まぁ楽しかった…かな?
そのくらいしか楽しみがありませんでした。
わんちゃん、演技者
クロすごい
テンポがよくて山本さんがシベリアに行ってから
亡くなるまでの出来事を一通り知れたっていうのはある。
ただ戦争に関する映画特有の重たさは感じなかった。
テンポがいい分、ひとつずつが薄く感じた。
もっと山本さんがみんなに囲まれて信用されていた事とか
学があったことで場を盛り立ててたとか
みんなに、山本さん!って言われる所以を知りたかったな。
周りの人がどんな絶望の中にいても
生きて帰ろうと思ったのは
山本さんが生きろ、生きて帰ろうって言ってたのもあるだろうけど
山本さんが勉強会をしたり、みんなを楽しませてた日々があったからじゃないのかなぁ。それをもっと見たかったな。
クロの話しが実話でびっくり!賢すぎる。
クロが山本さんに懐いてるとことか、懐くまでの過程とか
やっぱりそこもみたかったな。
中島健人くんも上手だなぁと思った!最初全然気づかなかった、、
もう一度見たい映画
期待以上
ここ1年間位の日本映画の中で私的には最高であった…久々に一睡もせず最後まで観た。泣かせるね…隣の人とか、周りも結構泣いてたね。
レビューでは収容所の労働環境や気候、衣装…リアリティが無く、3.0って人が結構多いようだが、私にはそうした事、よりも、もっと本質的に訴えるものが大きく、そんな設定の拙さなんて気にならなかった。
北川景子…美人すぎる…いいじゃないか!映画としてのエンタメも考えられてるんだな。
ワンちゃん登場なんかも、ホット和ませる。
エンドの頭にしまった遺言4丁…ってのも、しびれたヨ。これも実話ですかね…だとするとホント泣かせますね。
戦争って、愚かな行為だって、訴えている映画です…防衛費GDP2%なんて止めましょうよ。
結果から言うとまぁまぁでした。 評価高く泣けたと言うレビューにも納...
周囲に勧たいと思うほどの映画ではなかった
私は友人に勧められて見に行きましたが、正直期待していたほどの内容ではなかったです。
泣けるところは泣けましたが、内容や描写に現実味がないところが多々あり、映画の世界観に集中しきれませんでした。
映画の最初に、実話をもとにした話、とテロップが入ったので尚更細かなところが気になり、これ本当に当時こんな感じだったの?と色々突っ込みながら見てしまいました。
俳優さんの演技はすごく上手でした。
総合的に、私はわざわざ映画館に行ってみるほどの映画ではないかな、と感じたので★3で投稿させて頂きます。
愛の物語でした
怖かったらどうしようと不安でしたがテレビで「愛の物語です」と言っていたので観に行ってみました。
暴力的なシーンは多少ありましたし、出演者の歯はピカピカ、北川景子さんも綺麗でしたが、多くの人に観てもらうためにはそのくらいの演出が限度かと思います。あんまり現実味がありすぎると私のような怖がりは観ようと思えません。
とことん映像にリアリティーを求める目の肥えた人からは低評価かもしれませんね。
私はそういった見た目の話しよりも、あの時代にそういう生き方をした人たちがいたという事実を映画化して後世に伝えようとしたことが素晴らしい試みだと思います。
私は子供の頃、日本の戦争に関する授業が大嫌いでした。グロい資料ばかりでトラウマレベルでした。自分の子供が学ぶ時代にはもっと違うアプローチで戦争はいけないことだと学べるようになってほしいと願っていたので、人の愛の物語で教育できるようになったことをうれしく思います。
俳優さんたちは、さすがワールドクラスの演技で圧巻でした。
特に中島健人さんのみずみずしい演技は素晴らしかったです。
もっと暗い演じ方もあったであろうに、あえて彼の明るさを強調したところがよかったです。新ちゃんの存在はこの物語の悲しみを中和する大切な要素だと思いましたし、どんなに辛い状況にあっても学びからでる知恵の大切さを考えさせられました。
「泣ける」という言葉が先行してお涙頂戴の映画だという印象も持ってほしくないです。泣かせるのが目的じゃない史実だからです。
そして、戦争の映画だと敬遠せずに多くの人に観てほしいと思いました。
過酷な環境下でのアドラーの心理学
生きるために必要なものとは?
思ったほど泣けませんでした。
全509件中、221~240件目を表示