「タイトルなし(ネタバレ)」1%er ワンパーセンター まゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
クリックして本文を読む
例のすったもんだで映画館での公開は無く(チケットの払い戻しはされました)、アマゾンプライムで自宅で見ました。結論から言うと、かなり残念な仕上がり。これを「映画」と呼ぶにはあまりに忍びない。
映画というのはちゃんと撮り方というのがあるんだな…と痛感しました。本来観客の目に映るすべての映像、耳に入る音、運びはただ漫然とスクリーンから流れてくるのではなく、一つ一つが意図され、理由があって選択されているものだと思うのですが、この作品は背景で流す音楽や効果音、コマ割り、セリフ、照明、何から何まですべて間違えてしまったという印象です。坂口さん自身はウェーブというせっかく凄いことをしているのに、逆効果になっていて非常にもったいない。
これを鑑賞した直後に「リボーン」を観て比べてみると、こちらはたくさんの工夫や技術が駆使されていることが分かります。坂口さんは超がつく大根のため(失礼)、セリフが少ないことも功を奏していますし、共演している役者さんたちが上手。彼らの作る間、呼吸に坂口さんが合わせに行くので、つられて自然な感じになるんでしょうね…
もっともっと、坂口さんたちの、それこそ1%erたちの魅力や面白さが観客に十二分に伝わるような方法が、きっとあると思うんですけどね。
コメントする