「「どこかの馬骨野郎」」四畳半タイムマシンブルース いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
「どこかの馬骨野郎」
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この小説及び、アニメは一定数のファンが付いていて、作風、画風、そして"サイエンスさる"制作という技術力も上乗せされ、鉄板なクオリティを提供を維持できていることに敬服する。
京都大学という、西の最高学府を舞台にしながら、しかしだからこそその天才秀才達が右往左往をする様が微笑ましいプロットは良く出来ていると感心させられる。小難しい台詞もまるで漫談を聞かされているようだ。
そして恋愛要素は、『成就した恋程語る価値がない』というパンチラインの通り、野暮は言わぬが華という
"粋"を表現するのもニクい作りである。
今作では、タイムパラドックスという使い古されたテーマを使用することで、限られた人数でのこじんまりとしたまとまりが却って鑑賞しやすかったと感じた。アニメの技法も高い水準で、"ジャパニーズアニメ"の健在感を強く表現している作劇であった。
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