「予想を上回りも下回りもしない」四畳半タイムマシンブルース Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
予想を上回りも下回りもしない
《四畳半神話大系》のキャラクター構成で《四畳半タイムマシンブルース》をやっているので、変化はほぼなく同じシリーズの違う話を観てる感じ。それ以上でも以下でもないんだよね。
ただ、話はヨーロッパ企画・上田誠さんの戯曲《サマータイムマシン・ブルース》を《四畳半神話大系》の世界で焼き直してるんだけど、ちょっとアニメだと観づらいね。タイムトラブルネタのあれこれを伏線回収の感じでやってくから、「あれが、こうで、こうなって」を考えないといけないのがしんどい。
明石さんが「先輩はここに残って」と語るシーンは、小説だと、もっと熱く感じるんだけど、アニメだとそこまでじゃなかったな。「どうしてそんな−−」のシーケンスがなかったから、余計にそう感じたのかも。
このテイストでまた何か作れば、それなりに人も集まると思うけど、作り手として、それは、どうなんだろうと思いました。それは森見登美彦さんもそうなんだけど。
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