劇場公開日 2022年9月23日

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「思わせぶりなシーンがたくさんあるのにそれを生かしきれない残念な脚本。そしてこれは男性が書いたものだという不満。ちょっと方向性間違った感。」LAMB ラム jollyjokerさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0思わせぶりなシーンがたくさんあるのにそれを生かしきれない残念な脚本。そしてこれは男性が書いたものだという不満。ちょっと方向性間違った感。

2023年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

子どもを亡くした母親が、「アダ」を有無を言わせず横取りすることは、本当の母親をかつての自分(子を亡くした母親)と同じ状況にすることと同じだ。亡くした子どもの代わりを「天からの贈り物」とするにはもう少し違ったアプローチがあってもよかった。母性とは同じ「産む性」である対象にも目を向けることができるはず。ファンタジー性の高い寓話であるがゆえに、残念だ。

動物や、強風・雨・霧といったアイスランドの天候を最大限生かした撮影は、暗くセリフの少ないストーリー展開に一役買っているものの、時間軸のハッキリしないカットの多様でもったいない。

途中から表れるペートゥル(ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン)が緊張感をもたらすものの思わせぶりなだけだ。

jollyjoker