「どの場面でも薄気味悪い」LAMB ラム waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
どの場面でも薄気味悪い
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、"アダ"と名付けその存在を育てることにする。奇跡がもたらした"アダ"との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく、というスストーリー。
半人半獣のアダのなんとも言えない気持ち悪さ、不快感は特筆に値する。その嫌悪感があるまま話が進んでいくので、全体的にどんな場面も薄気味悪く感じてしまうという点は興味深いが、全体的に静かすぎてやや退屈、冗長であるともいえる。
ラストの展開は驚いたのと、そして同時に笑ってしまった。ここまでの静かで幸せな瞬間をああいう形でぶち壊されると思っていなかったので賛否あるかと思う。個人的には因果応報が描かれていてありだとは思うが面白いかと言われると…。
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