劇場公開日 2022年9月23日

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「呆然とした打ち切り感」LAMB ラム コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0呆然とした打ち切り感

2022年10月2日
PCから投稿

淡々と見せていく映像づくりと演出はすごい。

だけど、主人公視点の物語としては「これから」ってとこで尻切れトンボ。
「これから本編が始まるんだよね?」
という狐につままれた感。
「何これ? 何を見せられたの?」
と呆然としてしまう。
このままでは、「俺たちの戦いはこれからだ・完」の打ち切り漫画ですよ。

アイスランドは、いわゆる「北欧神話」と「キリスト教」が混じった地域の話だから、「バフォメット」(キリスト教外の神。キリスト教徒にとっては悪魔)や「トロル」のイメージが合体した「何か」なんでしょうね、「アレ」は。
ポスタービジュアル自体が宗教画のパロだし、主人公の名前はマリアだし。
好意的に見れば、宗教寓話の一種なのかも。

個人的には「元羊飼いの女性怪異ハンターが、羊頭の怪物を探して、悪魔・怪獣を倒しまくる、女性版『ベルセルク』」という続編を、是非ともお願いしたい。

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コージィ日本犬