消えない罪のレビュー・感想・評価
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☆☆☆★★ 一言だけ、、、 バカ兄弟の話と、ミスリード著しい妹の話...
☆☆☆★★
一言だけ、、、
バカ兄弟の話と、ミスリード著しい妹の話を、もうちょっとくらい上手くは繋げられないのか?…と。
2021年11月28日 シネリーブル池袋/スクリーン1
映画の内容とは関係ないので此方に。
最後に身元引受け人が警官達に言う一言。
「レッツゴー、ワンカップ」
英語はさっぱり分からないのだけれど。これって野球映画の傑作『ワンカップ・オブ・コーヒー』の題名の基になった、、、
「コーヒー1杯飲む時間マウンドに上がっていた」
…と同じ意味で。「ちょっとの時間だけ話をさせてくれ」に近い意味合いなのだろうか?
良い作品でした
刑期を終えて出所した元犯罪者、元犯罪者の妹とその家族、元犯罪者と知り合った弁護士家族、元犯罪者を取り巻く環境、被害者家族、いろんな事を考えさせられました
刑期を終えたから新しく人生をやり直す事は当然の権利のように思えるのだろうと思いますが、どこにでも差別も偏見もあり実際には難しい現実と思えます
被害者家族にしてみれば、罪を犯した人が人生をやり直す事を許すなんてできるのでしょうか
許してはいけないとさえ思えるような
カラッと明るい役の似合うサンドラ・ブロックが今作では全然違って、重いものを抱えた女性の想いがとても伝わってきました
無言でも想いが伝わってくるラスト、報われた想いが心に広がってジーンときました
いろいろ考えさせられる
とことん重たい。妹への深すぎる愛。最後の最後、またしても自己犠牲の精神を発揮するのかと思ったが、さすがにそこまでではなかった。犯罪者の社会復帰問題を考えさせる作品でもある。サンドラ・ブロック、やるなあ。
決して許されることはないが、救済はある
警官殺しの罪で刑務所に入っていた主人公は、刑期を終えて塀からは出られたもののその罪状からあらゆる人間と社会から憎まれながら暮らすことを余儀なくされる。どうしようもない憂鬱と罪から逃れられない現実に追い立てられながらも、賢明に生きていく中で、彼女は離れ離れになってしまった妹を探す。その過程で彼女の犯した罪の本当の姿が見えてきて…?
サスペンスですが考えさせられる内容。「彼女」の犯した罪は確かに許されないし消えないが、手を差し伸べ愛してくれる人がいるならば、それは救済であり希望なのだろう。犯した罪だけでなく、その人間を知ることが、難しくとも本質的にきっと正しいのだ。
誰の何が「Unforgivable」だったか
映画はときに 現実では伝わりにくい人と人とのかけ違いをひも解いて説得する力があります
とてもよかったです。 終盤、すべての人物にすべての真相が明らかにされていたかどうかはわからず その説明はありません 各人がまだ断片的にしか相手のことを知っていないかもしれない
しかし そんな状況でも人は相手を思いやったり分かり合えたりすることができるのだとわかります そしてそれはとても美しい瞬間で、それぞれのグループが 自分と家族だけを守ろうとする普段の立場を一転・そこからもう一歩先の 心の力を信じようとすることを登場人物らに あるいは観賞者にもそうしたいと思わせることに意義があるのだと信じます
そして問題のタイトル。 Unforgivableなのははたして誰(あるいは何)だったのか。 刑期を終えたにもかかわらず周囲は許さず冷遇し続ける、それほどの元受刑者(サンドラ・ブロック)にあてられたものだったのか、これを観賞した仲間や家族と話してみるのも 映画の醍醐味かもしれません
心に刻まれる演技
個人評価:4.0
サンドラ・ブロックの魂を込めた演技に心震える。
登場人物たちの葛藤が交差する物語と思いきやそうではない。ルースという女性の内面をしっかりと描く事でテーマを伝える。ストーリーに魅せられたわけではないが、物語に入り込こむのは、サンドラ・ブロックが演じるルースという人間に魅せらたのだろう。
アメリカ的に全てを語る脚本ではなく、フッと物語が終焉を迎える。その後どうなったかは、観た人の心に刻まれたルースが演じるだろう。それくらい素晴らしい演技だった。
ハードモード出所物語
『すばらしき世界』とは真逆のハードモード出所物語。20年服役して出所しても、用意されたチャイナタウンのアパートはおそらく同じような前科者が沢山いて、しかも共同部屋というシャバに出てもまだ刑務所にいるかのような息苦しさ。
色々勘違いするやつも出てくるし、なんかもう何を話しても聞く気が無さそうなやつもいるし、そもそも事件の真相から食い違ってて、もうこれは救いないんじゃないかと不安だったけど一応最後は報われてくれてよかった。
被害者の息子について、自分の不幸を人のせいにする少年ジャンプによくありそうな闇堕ちの仕方しててもうそれは勘弁して欲しかった。頼むから自分の不幸を人のせいにすな。
サンドラ・ブロックが良かった。主人公だけを見て
もっとそれぞれの怒りや恐れ、釈放時の希望と落胆のような心情にフォーカスした作品を期待していました。
邦題「消えない罪」の方がミスリードですが、「unforgivable」も合ってない。
実際評価は3.2
お話(脚本)は、ちょっと都合やタイミングが良すぎな点や兄弟の浅はかさが現実味を欠いていて微妙。特に主人公以外の心情に関心を寄せることができない。というか、主人公以外の動きに納得できず感情移入できない。
「Netflixでしたね。そうしないと落ち着かないよね。」という形に着地した。適度な重さで見やすい。
ただ、画的伏線的なシーンがあって、片手間に見るほどの見やすさではないです。
でも、私は画的伏線的なシーンの意図を汲み取れませんでした。どういう構図で対比させたかったのでしょう…
必要だと思えない。。
サンドラ・ブロックは寡黙な役で表情で訴えていて、それでいてわかりやすい心理描写になってました。
表情で演技するってすごいなぁ
覆水盆に返らず
犯罪の中で一番重いもの、それは殺人。
訳アリとはいえ、それで収監されてしまったら元の人生には戻れない。
それは十分ルースは理解していたと思う。
彼女の気がかりは、事実が露見して、妹が不幸になっていないか、その一点だけ。
そこを払拭できたラストは本作で唯一の救いだった。
全体的にはストーリーが少し乱暴な気がします。
描かれない20年間
両親を失い、唯一の家族である最愛の妹さえも失いかけたことがきっかけで保安官を殺害してしまったルース・スレイター。その罪で20年間の服役後の彼女の再起を描く。
成長した妹に一目会いたいルース。彼女が刑務所から送り続けた手紙に一度も返事をしなかった妹の行方。被害者遺族の復讐心。残された妹を引き取った里親家族。
罪も犯した者と周りの人間たちの苦悩と葛藤を映し出す。
最終的な展開としてはベタと感じる人はいるかもしれないが、この作品の評価されるべきは描かれていない服役中20年間を感じさせるところではないだろうか。
作品内では刑務所での生活シーンなどの描写はない。作品も出所の瞬間から始まる。
しかし、服役中の20年間に主人公がなにを考え、妹に対してどれだけの思いを巡らせてきたのかを感じさられた。
それは偏にサンドラ・ブロックの演技力によるものだろう。作品前半では心を失ったかのような悲壮感漂うキャラクターに見えたが、終盤にかけてその人間性や感情を顕にするシーンが目立った。
殺人という「罪」に関わる人間たちをあらゆる角度から切り取ったヒューマンドラマ。
サンドラ・ブロックがまたも熱演で魅せる
"Cop killer!" どこへ行っても警官殺し、それでも"人生は続く"ライフ・ゴーズ・オン --- いや、このままじゃ人生は続かない。妹に会えるまで私は諦めない。保安官殺害の罪から(『オーシャンズ8』に続きまた)出所したてのサンドラ・ブロックが社会から警官殺しのレッテルを貼られて、妹に会わせろと取り乱して暴れる(?)タイトル通りの話。すっかり格好良かったり粗野だったり男勝りなポジションが似合うようにいい年の取り方をしたサンドラ・ブロックの熱演が光り引っ張るドラマ。サンドラ・ブロック × Netflix =『バード・ボックス』に続きで、今回はパニッシャーとキングピン(余談ですが現在配信中のドラマ『ホークアイ』でキングピン匂わせあったので、もしかするともしかしてヴィンセント・"微笑みデブ"・ドノフリオがまたこのハマり役を演じる日が…?)も招集して頑張っている。持ち場を離れるときは誰かに伝えること、夜勤は大歓迎だ!同じ目に遭わせよう。
Watch your back. 自慢するな!
She was only five years old!
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