「リンゴを分けてくれるのが本当の友達だ」君は行く先を知らない 奇妙鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
リンゴを分けてくれるのが本当の友達だ
何の説明もヒントもなく、最後まで観ても、何故?しか残らなかった。
それなのに、ナニカが深く染み入るのを感じた。
ユーモラスな会話で愉快な家族の裏側に潜む、ドッシリと(ジットリと?)竚む悲壮感が最後まで薄まる事が無かった。
ジトジトと哀しみだけが伝わるけど、なんなのか全く解らないまま終わってしまった……。
イランの国情をしらべてみて、やっと(なんとなくな)推測で、設定が推測できたくらい。
行く先どころか、家族が抱える問題さえも教えてもらえない弟の無邪気さが、より哀しみを誘った
。
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